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MY課題映画感想/2024.06

前置き▶️いつまで経ってもマイリストが減らないので、10本を選び「MY課題映画」として毎月見ていくことにした。このnoteはSNSのつぶやきをまとめたもの。合わせて☆5段階評価も。(黒星★が得点)
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トゥ・クール・トゥ・キル 〜殺せない殺し屋〜

三谷幸喜監督『マジック・アワー』の中国リメイク。オリジナルもそんなに好きではないが…まあくどい。くどすぎて胸焼け。109分がえらく長く感じた。これ見てオリジナル見直そうと思っていたがしんどいのでもういい。エンドロールが1番グッときた。

(★★☆☆☆)

燈火(ネオン)は消えず

ネオン職人の夫の死後、夫がやり残したことがあると知り、夫の代わりに成し遂げたいと思う妻。消えゆくものに対するノスタルジーはとても良い。夫婦、親子、次世代との交流…どれも悪くないが、どれを取っても良い子すぎてスン。

(★★★☆☆)

縁路はるばる

様々な僻地に住む美女との恋路。いじらしくて最初は可愛く思えても肝心なところできめてこない情けなさに分かっていない、と離れられしょげる男…いやいや、何を見せられてる?と恋愛模様にシラ〜だったのが最後に盛り返して腹立つ。受け身のくせに相手が美女揃いなのも腹立つ。

主人公が「美女ばっかり好きになって…」と言われる場面があるが、本当にそう。別に好きになるのが悪いというわけではないが、向こうのアクションがあってからの気になるという類似パターンを何度も見せられると何だこの僕ちゃんの夢物語は、とリアリティのなさに腹が立つ。

香港の土地勘があったらもっと楽しめただろうな〜と思いつつ、香港の地図を眺めている。また、移民を考えているかや、都市部の土地価格の高騰や、大陸の話など、ふとしたところに散りばめられた香港の今(撮影当時の)にパッとさせられる。今の香港はまた更に状況が変わっているだろう。

(★★★☆☆)

星明かりを見上げれば

祖母を亡くし孤独な少女と、父に認められたい葬儀屋の男。不器用な男と少女が仲良くなっていくも、血縁でもない2人は親子になれぬ…。死と家族と。王道だけれどお涙すぎなくていい。何よりずるいくらい子役の演技が良い。葬儀屋の父子のストーリーも良かった。

(★★★★☆)

悲しみより、もっと悲しい物語

『悲しみより、もっと悲しい物語』鑑賞
長く生きられない自分の代わりに、彼女に結婚相手を…という愛という名の余計なお世話、というか独りよがり?泣ける純愛が苦手なのに見た私も悪いが、想像の斜め上をいく気持ち悪さで逆に凄い!と感心してしまう。周りを巻き込まず2人で完結してくれ、ほんと。

オリジナルの韓国版も、台湾版を見たら見てみようかと思ったが、この気持ち悪さをまた体験するのちょっときついな。

(★★☆☆☆)

黒の教育

高校を卒業し、仲良し3人組で暴露大会…が思わぬ結果を呼び最悪の展開に。若気の至り(にしてはひどい)悪ふざけからの露悪的な展開。自業自得と見て見ぬ振りをするか?という話なのかもしれないが、何にせよ切り込みが弱い。それっぽいのしたかっただけ?

(★★☆☆☆)

在りし日の歌

1980年代から2010年代へ。激動の時代を生きたそれぞれの家族の姿を映し出す。映画で描ききれなかった過酷な現実、触れられぬ大きな存在(まあ当局だが…)を感じさせる。郷愁を帯びながらも力強い良作である。まあちょっと長いかな、とは思うが。

また、きっかけは子供の死であっても、2つの家族の中に暗い影を落としたのは体制、この時代を生きるとはそういうことだった、という帰結かと思いきや贖罪で終わってしまうのは少し残念。

(★★★★☆)

共犯

女子生徒の変死体を発見したのは、たまたまそこに居合わせた男子生徒3人。3人は、面識もない女子生徒の死の真相を探り始め、思わぬ事態に。ひとりぼっちに戻りたくない、皆を繋ぎ止めていたかった。なかなか変化球の青春映画であるが、ざわざわとした気持ち悪さも。

(★★★☆☆)

29歳問題

30歳まで、後数年。とんでもなく突き刺さってしんどくなったらどうしよう…と29歳より前に見た訳だが。そんな心配は必要なかった。仕事、恋愛面で躓いた主人公が前を向くきっかけが御涙頂戴とは。めっちゃ冷めた。現実主義者なのでもはやそういうの求めていない。

(★★★☆☆)

望郷

アン・ホイ監督による香港映画であり、劇中の主な言語も広東語である。また、設定では日本人カメラマンであるが、演じているのはジョージ・ラム。更に、出演者にはアンディ・ラウも。

ベトナム戦争終結後にやってきた日本人カメラマン。しかし当局のガイドの元では作られた姿しか見ることができない。ガイドなしで目にした、当局の弾圧、闇市、働く幼き子供。終結後も続く戦争の爪痕はどこでも変わらない。朝から重厚な映画を見たなという充足感に包まれ、会社に向かう。

日本人カメラマンが出会う少女・チンの母親が知人と話している会話の中で、韓国兵士との間に子供が…という話が出てきた。先日見た『記憶の戦争』の中でも韓国兵士が現地の女性と関係を持ち、子供が出来てもそのまま置き去りにした話があったなと思い出す。

(★★★☆☆)

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