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三千円の使い方、生殖紀、ばにらさま【読書感想文】

読んだときの自分の気持ち残しとくために、記録✍️

三千円の使い方

家計簿つけたり、ポイ活やら節約するのけっこう好きなので、読んでて気持ちよかった。

本筋とはずれるが、熟年夫婦の離婚話にざわざわしてしまう私。。

ここに出てくる無口で無関心な夫と、同棲してる彼の姿が重なってしまった。歳取ったらこんなんなるんじゃないか、と…

悪気のない無関心。ただの甘えだよね
尊重、尊敬、忘れずに

ばにらさま

人との関係性を築く中での生まれるちょっとした引っ掛かり。
丁寧に光を当ててよく見せてくれるのが読んでて気持ちいい。

母が子を生んでもその人生を暖かく見守れない。
子に構わず自分の人生をまっとうしたい。
子どもには憧れるけど、私ももしかしてこんな親になってしまうのかなあと胸がざわつく。

はたまた、別のお話では…

こんな美人がなぜ僕を選んだのか。ステータスがまあまあ悪くないからで、「彼氏がいる自分」を誇示するためで、僕は利用されているだけで舐められているのではないか。

恋人がいる自分である社会的安心感みたいなものって多かれ少なかれあるのが正直なところ。
お付き合いするにあたり、目的が安心感だけになっていやしないか?とまたまた胸がざわつく。

山本文緒さん、3年前に他界されてたと今知る。
しかもこれが遺作。
他もいろいろ読んでみたい。

生殖記

朝井作品で大好きな、終盤の加速するドキドキ、今作もめちゃくちゃよかった〜。。

主人公が最終的に選ぶ生き方、「誰かが何とかしてくれる日を楽しみに今を生きる」ってことなんだろうけどこういう人って本当にいるんだろうか、、

いつか必ず限界を迎える「成長する社会」、その究極が人類滅亡、というメッセージを感じて、どうにかしなくてはと一瞬思うけど一瞬で終わる。
結局自分のことでいっぱいいっぱいです。

私の結婚願望も空気とか雰囲気とかで形成されただけのものなのかな?
いやでも確かに自分発信で結婚したい!と感じるようになった、と自覚しているはずなんだけどね。
答えは出ず。

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