【本46】仕事は楽しいかね?
この本は前に読みたい本としてメモをしていたけれど、図書館でもなかなか借りられずに忘れていた本です。
最近、古本屋さんに行ったとき、違う本が目的で行ったものの、目的の本は見当たらず、他の本を見ていたときに見つけました。
あ!これ、読んでみたかった本だ!
と思い出し、買ってすぐに読みました。
内容はストーリーになっていて読みやすいです。
個人的には少し話の進み方がぐにゃぐにゃしていて分かりにくい感じがしました。。
でも大切なことがたくさん書いてある本です!
『最初に陸に上がった魚は、長期にわたる目標を持っていたと思うか?
目標を設定すると、自己管理ができているような気がするものだ。
「この課題をすべてやっておきなさい。そうすればAが取れますよ」
という学生モードのまま、課題のリストをみんな欲しがっている』
『地図を一切持たずに、ただ探検すること』
さぁ、探検を始めましょう!
☆本の内容☆
「私」は、5月だというのにひどい雪が吹き荒れたシカゴで空港が閉鎖され、26時間閉じ込められることになった。
何千人という不機嫌そうなビジネスマンと、騒がしい親子連れに取り囲まれていた私の横に、子どもたちと一緒になって遊んでいた一人の老人が腰掛けた。
彼の名前は、マックス・エルモア。
大勢の実業家や政治家が彼を友人にし、企業のトップも彼にアドバイスを求めるほどの発明家、起業家として巨万の富を築いた人物。
マックスの、「私」一人に対しての講演が始まる。
『この国の経済は”退屈”と”不安”という双子を生み出した。人々は、したくもない仕事をし、同時にそれを失うことを恐れているんだ』
『仕事上のあらゆる問題は”情熱”があれば解決する。
大好きな仕事をしているなら、人は何時間働いても苦にならないし、問題を解決することが楽しくてしょうがないってことは、想像力に満ちているってことだから。
いいアドバイスには違いない。しかしこれには一つ問題がある。
多くの人は、自分がどんな仕事が<大好き>か、どういう仕事をこの先ずっと、毎日、朝から晩までしたいか、分からないということだ。』
『理想の仕事についてちゃんとした考えを持っていないなら、物足りなさや取り残されたような思いを抱くだろう。
その反面、これぞと思う仕事に関して夢を持っているとしても、思い込みは禁物。ずっとしたいと思っていた仕事をしているのに、なぜかやっぱり幸せじゃない、という人は、計画を立てることに依存しすぎている。』
『僕たちの社会では、時間や進歩に対して直線的な見方をしている。
目標を設定して、それに向かって努力しなさい、とね。
だけど人生はそんなに規則正しいものじゃない。規則から外れたところでいろんな教訓を与えてくれるものだ。』
『注意さえ払い始めたら、目にできるありとあらゆるところに偶然が転がっているのがわかると思うよ』
『事業も仕事も、世の中のほかのすべてのことと同じ。つまり、偶然の連続ってこと。
多くの人が”計画通りの結果になるものはない”という使い古された決まり文句にうなずくのに、相変わらず大勢の人が計画を立てることを崇め奉っている。』
『目標に関するきみの問題は、世の中は、きみの目標が達成されるまで、じーっと待っていたりしないということ。』
『ある事柄が完璧だと決め込んでしまったら、その事柄はそれ以上よくならず、ライバルに追い抜かれるのをただ待つだけだ。
完璧とは、ダメになる過程の第一段階ってこと。』
『本当の達成というのは、あるべき状態より良くあること。
ただ良いだけじゃなく、目を見張るようなものであること。』
『もし宇宙が信じられないような素晴らしいアイデアをくれるとして、きみはそれにふさわしいかね?』
『僕たちは、失敗するのを怖がりすぎて、それが宇宙からの贈り物だってことに気づこうとしないんだ。』
『いいかい、できることはどんどん変えてごらん。
みんなが、きみが変えていることに気がつくくらいに何でも変えるんだ。
好奇心を旺盛にすること。実験好きな人だと評判になったら、みんなのほうからアイデアを持ってきてくれるようになる。』
『困難というのは、一つひとつが実地演習を始める合図だ。
試すことは、一つひとつが世の中への問いかけだ。
答えというのは、一つひとつが旅だ。
旅程の計画は人生に任せておけばいい。
きみの仕事は、光を集めることとカメラを持っていくことなんだから。』
私が心にとめておきたい言葉を書き出しましたが、この本では例がたくさん出てきます。
その例を読みながらこの言葉たちを聞くと、また違った気づきがあると思います。
ぜひ気になった方は読んでみてください。
本の中には<アイデアを生み出す3つのリスト>の話が出てきます。
これはマックスがアイデアを生み出すために作っているリストです。
みなさんもアイデアを生み出すヒントにしてみてください!