【本22】 7つの習慣③

今回は
【第3の習慣】
【第4の習慣】
です。

自分が何をしていきたいのか。
「優先する必要のない物事に『ノー』とはっきり言えるためには、燃えるような『イエス』がなければならい。」
という言葉にドキッとします。
まさに、今の私にピッタリ。

「信頼ほど人にやる気を起こさせるものはない。」
信頼関係を築くことが、人生のさまざまな場面で、良い相乗効果を生んでいくのです。
時間がかかることだけれど、ここが一番大事。


☆本の内容☆

○第3の習慣 最優先事項を優先する

*第1、第2の習慣の土台が不可欠。
*時間管理のマトリクス
第1領域  ➡︎  重要であり、緊急のもの。
危機への対応、差し迫った問題、期限のある仕事。

第2領域  ➡︎  重要であり、緊急でないもの。
予防・PCを高める活動、人間関係づくり、新しい機会を見つけること、準備や計画、心身をリラックスさせること。

第3領域  ➡︎  重要でないが、緊急のもの。
飛び込みの用事、多くの電話、多くのメールや報告書、多くの会議、無意味な接待や付き合い、期限のある催し物。

第4領域  ➡︎  重要でないし、緊急でないもの。
取るに足らない仕事、雑用、多くのメール、多くの電話、暇つぶし、快楽だけを追求する遊び。

どの領域のことに時間を使うのか。
それを判断軸として、仕事を整理していくことが必要です。

*日々のあらゆる決断と意志によって自分をマネジメントする力が徐々についてくる。
『言行一致』
自分に約束し、それを守る能力。誠実さ。
自分を大切にし、自分を裏切らない。
誠実さは人格主義の根本をなし、主体的な人間として成長するために欠かせないものである。

自分との約束を守る事。
それは自己肯定感にも影響を与えます。
だからこそ、自分とした約束は小さなことでも守りましょう。
約束の変更が必要な時も、きちんと話をして変更しましょう。
自分とのコミュニケーション。

*優先する必要のない物事に「ノー」とはっきり言えるためには、あなたの中に燃えるような「イエス」がなければならない。
なによりも大切にすべきことを自覚していなければならない。

*自分にとって一番重要なこと、もっとも大切にするべきことを決めたら、それ以外のことには勇気をもって、明るくにこやかに、弁解がましくなく「ノー」と言えなければならない。

まずは、自分の中の燃えるようなイエスを見つけてみよう。

*第2領域に何があるのか自分に問いかけ、それらの活動に主体的に取り組めば、効果性は飛躍的に向上する。
先を見て考え、問題の根っこに働きかけ、危機に発展する前に対処するのだから、第1領域の危機や問題は管理できるまでに減っていき、たとえ問題が発生してもすぐに解決できるようになる。

良い循環が起きる。
だけど、日常の中で第2領域に取り組むためには、仕事を今すぐ見直す必要がある。
時間は限られている資源だから、どこかに時間を割こうとすれば、どこかの時間を空けなければならない。
良い循環を起こすための最初の一歩は大変な印象があるため、なかなかそこに向けて動けない。
出来れば仲間と一緒に取り組むのが良いと思います。

あなたの時間の使い方は、あなたが自分の時間や優先すべきことをどう捉えているかで決まる。

自分の理想の時間の使い方はどんな感じ?
自分の理想の使い方にするためには、何が問題になっている??

*デリゲーション
自分の時間を使うときは『効率性』を考え、人に任せるときは『効果性』を考える。
自分でやった方がうまくできるからと思うかもしれないが、人に効果的に任せることができれば、自分の能力を何倍にも生かせるのである。
マネジメントとは基本的にテコの支点をずらすこと。つまり、効果的なマネジメントの鍵を握っているのはデリゲーションなのだ。
次の5つを明確にする。
①望む結果
何を達成しなければならないかをお互いにはっきりと理解する。
相手がその結果をイメージし、明確にできるように、具体的に文章で表現し、いつまでに成し遂げる必要があるのか期限も決めておく。
②ガイドライン
守るべき基準やルールがあれば明確にしておく。
失敗する可能性の高いところがわかっているなら、最初に教える。
これまで自分や他の人がした失敗を無駄にせず、学習できるようにすることが大事。
③リソース
望む結果を達成するために使える人員、資金、技術、組織、リソースを明確にしておく。
④アカウンタビリティ
成果を評価する基準を定め、仕事の進捗の報告を求める時期、評価を行う時期を具体的に決めておく。
⑤評価の結果
良いことも悪いことも具体的に話しておく。金銭的、精神的報酬ができるのか、仕事が拡大するチャンスがあるのかなどを明確にする。

誰にどんなふうにデリゲーションを行うか、またそのデリゲーションのために何が必要かをきちんと考えておかないと、うまく回らないということですね。

信頼ほど人にやる気を起こさせるものはない。
信頼されていると思えば、人は自分の最高の力を発揮する。
だが、それには時間と忍耐が要る。
信頼に応えられるレベルまで能力を引き上げる訓練も必要。

信頼が人をやる気にさせる。
デリゲーションは、信頼関係を築くためにも積極的に行っていくと良いですね。

*根のない木に実はつかない。
これは原則であり、ものには順序がある。
私的成功は公的成功に先立つ。自分を律し、自制することが他者との良好な関係を築く土台になる。

「インサイドアウト」からも分かるように、まずは自分。
自分自身が整っていなけれは、土台として機能しない。

*信頼の預け入れ
親子関係での1番の預け入れは、口を挟まず黙って話を聴くこと。
あなたのことを大切に思っている、あなたを一人の人間として認めているのだ、と態度で伝える。
人間関係は築くにも修復するにも時間がかかる。
子供がまるで反応を見せず、感謝の気持ちを示さないからといって、忍耐をなくしたりしたら、それまでに積み立てた信頼を一気に取り崩すことになる。
根が土中にしっかりついているかどうか見たいからと言って、花を引っこ抜くようなまねをせず、相手が成長するのをじっと待たなくてはならない。

じっと待つこと。
これで良いのか不安になることもある。
そんなときは自分の中の芯となる軸に問いかけてみよう。

*主な6つの預け入れ
①相手を理解する。

相手が大切に思っていることを自分も同じように大切にする。
『何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ』
②小さなことを気遣う。
人の内面はもろく、傷つきやすい。年齢や経験を重ねても同じだと思う。
③約束を守る。
一つ何かを約束すれば相手はその約束に色々な期待を抱く。それを守らないことほど信頼を裏切る行為はない。
④期待を明確にする。
目標があっても、その目標で期待されることが明確になっていないと、誤解が生まれて信頼を損なう結果になる。
明確な言葉で説明していないにもかかわらず、具体的な期待を勝手に胸に抱いている。
期待の内容をお互いにはっきりと了解していないと、人は感情的になり、ほんの小さな誤解が積もり積もって激しい対立に発展し、コミュニケーションが決裂してしまうこともある。
⑤誠実さを示す。
誠実な人間となるもっとも大切なことは、その場にいない人に対して忠実になること。
信頼されるのは愛されるよりも素晴らしいことである。そして信頼されることは、ゆくゆくは愛されることにもつながる。
⑥引き出してしまったときには心から謝る。
誠心誠意の謝罪は大きな預け入れになる。
よほど強い人格でなければ、そうそうできるものではない。
本心から謝るには、自分をしっかりと持ち、基本の原則と自分の価値観からくる深い内的な安定性がなければならない。

信頼口座に預け入れを行うためには、一番最初に書いてある、『相手を理解する』が大切です。
そしてそのための『傾聴』。

*Pに何か問題があるときこそ、PCを高めるチャンス!!
子供が問題を持ってきたら、「子供の力になってやり、親子の絆を強くするチャンス!」
親が子供の問題を真剣にとらえ、子供を1人の人間として尊重する態度が子供に伝わり、愛と信頼で強く結ばれた関係ができていく。
顧客がクレームを言ってきたら、どんなに些細なことでも、ほがらかに、前向きな態度で接し、顧客が満足できるように問題を解決しようとする。

相手を尊重することで、相手に伝わり、それがまた信頼関係を強くすることにつながる。

○第4の習慣  Win-Winを考える

Win-Win  自分も勝ち、相手も勝つ
Win-Lose  自分が勝ち、相手は負ける
Lose-Win  自分が負けて、相手が勝つ
Lose-Lose  自分も負けて、相手も負ける
Win  自分が勝つ
Win-Win Or No Deal  自分も勝ち相手も勝つ、それが無理なら取引しないことに同意する。

*肝心なのは状況を正しく読み取って使い分けることである。
先々のことを考えれば、どちらも勝者になれなければ、結局はどちらも負けなのである。
お互いに満足できる解決策を見つけるまで、Win-Winの精神で話し合いを続ける。
双方が満足できる解決策となる第3の案はお互いに1人では考えつかない素晴らしい解決策になるはずだ。
本当のWin-Winに達しないのであれば、ほとんどの場合はNo Deal「今回は取引しない」とした方が得策である。

お互いにとって良いものでなければ、する価値はない。

*Win-Winの原則はあらゆる人間関係の成功を築くための基礎であり、互いに関連し合う5つの側面でできている。
まず、人格があって、
それによって人間関係が築かれ、
そこで協定ができる。
合意に至るまでの流れを円滑に進めるためには、Win-Winに基づく構造システムが要る。
さらにプロセスも重要。
人格はWin-Winの土台。
誠実➡︎自分自身に価値を置くこと。
成熟➡︎勇気と思いやりのバランスが取れていること。
「相手の考え方や感情に配慮しながら、自分の気持ちや信念を言えること」
豊かさマインド➡︎この世にはすべての人に行き渡るだけのものがたっぷりあるという考え方。内面の奥深くにある自尊心と心の安定から湧き出るもの。

ここが一番大事。
自分自身に価値をおきながら、相手の考え方や感情に配慮して自分の気持ちを伝えられること。
自分に価値がないと思っていたら、良い人間関係は築けない。

 



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