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《詩》日の出前の静けさに

日の出前で
いつもは車と人の音が
鳥と虫の声に変わり
世界にひとりのような静けさがある

朝日より早く起きて
窓を開けると
すでに明るくて
太陽の働きに息をのんだ

朝の澄んだ心で
言葉の糸を紡ぎながら
原稿用紙に向き合える

夜になると
明日も早起きして
あの日の出に会いたくなる
その静けさをもう一度感じたい

今日目覚めたことに
ただ感謝して
心穏やかに眠れる

(にじぐち)

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