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《詩》窓越しの交差点

窓を開けると
痛いほどの日差しは遠ざかり
涼しい風に心が和む季節を越えて
また今
寒いくらいの風が
家の温もりを運んでくる

たった一枚のガラス
時に私を包み 時に遠ざけ
外と内を分かつ境界線
守り手であり 私と外を結ぶ架け橋

窓を開けなければ
気づかないこともある
いつもの景色が変わらない安心
気まぐれな天気に慌てて窓を閉めたり
雨のあとに窓を開けた瞬間
虹の秘密を知るのは私だけの特権

窓を開けば
私の心も広がっていく

(にじぐち)

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