《詩》言葉の誕生地
宇宙の星が生まれたように
どこかで爆発したのだろうか
花が芽を出すように
地中にずっと埋まっていたのだろうか
いつから私を待っていたの
冬の日の道で立ち尽くすあの人みたいに
暗闇の中で光ってくれれば
すぐ見つかるのだけど
草むらに一輪だけ咲いてくれれば
すぐ分かるのだけど
航海中の船が灯台を見つけるように
目指して進めたらいいのに
どこに行けばいいか分からないときがある
どこにも答えがないと思うことがある
そんなときは思い出す
大切なものは見つかる
必要なものは最初からここにある
いつもそばにあるから
か弱い赤ちゃんのように
今度は私が守る番なんだ
(にじぐち)
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