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《詩》わたしの色 今日の空

空に色はない
雲に色はない
そう気づいたのは
今日 この空を見上げたから

朝焼けのピンク
その上には澄んだ青
灰色の雲と その奥の白
これほど色があるのに
なぜ私は 空という言葉だけで
片付けてしまっていたのだろう

あの雲は何を語っているのだろう
美しさが輝くためには
時に闇が必要だと
それとも 悲しみの先に
奥の景色が待っていると

私がどう感じても
誰かがどう受け取っても
空はすべての色を受け止めて
静かに包んでくれる

今日がどんな日でも
空はいつも  ひとつの色ではないから

(にじぐち)

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