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《詩》気分の彩り
画面越しの知らない誰かの話題
騒がしい街のニュースが響いても
私の気分はその波に飲まれないと
静かに自分に言い聞かせる
窓の向こうの空も街路樹も
私の気分にほんのり色をつける
けれど晴れがいいとか青空がいいとか
簡単には決めたくない
雨音はカフェのBGMになり
曇り空はそっと包む布になる
咲く花も好きだけど
枯れて土に還る姿も愛しい
あたたかいコーヒー大好きなパン
私の気分は小さな積み重ね
大きな幸せだけを待つんじゃなく
ほんの少し心を満たすような
小さなプレゼントが毎日あればそれでいい
これは欲張りではなく
自分の気分を大切にするささやかなこだわり
(にじぐち)