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《詩》音で広がる世界

見ていないからこそ感じる
聴くからわかることがある
この響きの深さと
この音色の輝きと
このメロディーのまぶしさは
あの雄大な草原に流れ
あの大海原を渡り
あの山々に響き渡っていた

想像してみるというけど
実は想像させられている
聴くというけど
心が魅せられている
口ずさむというけど
心が持っていかれ
自分の体の中で響いている

音は消えてしまったのに
まだ聞こえてくるのは
自分の中の残響
それとも思い出の中

(にじぐち)

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