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《詩》バクと夢の終わり

今朝 嫌な夢を見た
記憶の中にある風景
あの人の言葉が 響いていた

こんな夢は見たくなかった
現実なら 好きな映画や本は自分で選べるのに
夢も 自分で選べたらいいのに

ふと 夢が止まって目が覚めた
君の寝顔を見て くすりと笑った
その瞬間に 何かが尊くなっていた

夢の続きはもう見なかった
君がバクを呼んでくれたのだろうか
バクは夢を食べて 置き土産を残してくれた

(にじぐち)

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