《詩》記憶と忘却の狭間
知らないことなんて たくさんある
あり過ぎて その数も知らないし
存在だって知らない
だけどその中から
知ってよかったけど 忘れてしまうこと
店のお得な情報や
今知るべきニュース
もっと早く知っていれば よかったこともある
夜の静けさに沈む あなたの涙
世界に優しさがあること 命の重さ
知らなければよかったことも きっとたくさんある
社会人としての苦労とか
誰かからの 傷つく言葉
謝っても 取り返しのつかないこと
知ってから ずっと頭を巡ること
あなたの名前 あなたの好きなこと
消えかけた星の光のような あの映画のワンシーン
クラシックの旋律が 心の奥に響く
少しだけでも 宝物
(にじぐち)
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