《詩》遠くの星を探すとき
私にとっての朝は
誰かにとっての夜かもしれない
私の一日の始まりは
誰かの一日の終わりかもしれない
多様といえば柔らかく
真逆といえば冷たく
それぞれといえば響きあい
バラバラといえば離れてしまう
誰かにはこの光が優しくても
私には冷たい時があるし
あの人が大切にしているものを
私は気づかず通り過ぎる
あの日の大きな月のように
もう少しだけ誰かの心に
届くことができたら
いつもそばにいるのに
遠く見える星のように
気づかれて
探されるのだろうか
(にじぐち)
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