《詩》偶然の贈り物を探して
窓を開けたら偶然の空に出会う
道を歩けばふと咲く花に気づく
そんなたまたまに囲まれて
私のささやかな幸福は少しずつたまっていく
今日は私から窓を開けて空を眺めよう
曇り空だとしても
灰色の雲と白い雲の重なりに
可能性を感じるし
覆われた雲の中のわずかな隙間に
青空を信じることができるから
今日は私から道を歩いて花を探そう
たとえ草むらだったとしても
いつもと変わらない風景に
感謝の気持ちを抱き
名の知らない小さな花に
名前をつけてみようと思う
偶然の贈り物を
今日は私から探しにいこう
(にじぐち)
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