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《詩》まぶしさと静けさ

みんな やっているから
みんな 持っているから

みんなって誰?って 聞かれたことある人
「はーい」

分かっている
本当はみんなじゃない
それは幾つになっても同じ
学校を卒業したって
今はたくさんの「みんな」という名前の1人に出会う
それが世の中のみんなじゃないことぐらい
分かっているよ 大人だもん

だけどそれがキラキラしていると
その光が強くなって
まぶしくなってきて
私には直視できなくなったと思ったら
周りが見えなくなって
結局 それしか見えなくなる時がある

そんな時は
暗闇で ひとりになったほうがいい
まぶしい光を見るより
何も光のない所で 自分だけになって
考えるんだ

それが私のやりたいこと?
本当に満足できること?
あの人が幸せに見えることも
自分が幸せになるわけじゃない

私は私の幸せの ささやかなひとときを
大事に大事に 温めればいい

(にじぐち)


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