《詩》ため息ひとつ
はーっと大きく 体の奥から息を出す
幸せが逃げるよって言われるけど
私はそう思わない
これは 私に必要な呼吸の過程
ため息って 進むための息
言いたいことを胸にしまい 言葉にしない代わりに
息に換えて捨ててしまう
深呼吸して 一歩前へ進むために
人は 重荷を抱えては進めない
何かを手放して 新しいものを受け入れるために
忘れたいことを 息にして捨ててしまう
身軽になって 幸せを迎える準備をする
だから私ははーっと息を吐いて
次の私に出会うんだ
(にじぐち)
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