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《詩》言葉と思いと星の数

この世界に
言葉は幾つあるのだろう
限りなく広がっていても
私が出会える数は
手のひらに包めるほどかもしれない

この人生で
思いを紡ぐ言葉は
どれほどの形を持つのだろう
昨日と今日が同じでも
胸の中に生まれる色は違う
遠い空の下でも
重なる心を見つけることがある

この宇宙に
星が幾つあるかは知らない
けれど星明かりのように
言葉もまた可能性を秘めている
限りがあると知りながら
この思いは今より遠くへと
届いていく

(にじぐち)

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