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2022年度 先輩合格者に聞く! 第2回 「本番の失敗」予防策

もうすぐ受験本番!緊張が高まり、気持ちが落ち着かない時期ではないでしょうか。また、試験中は、焦りや緊張からケアレスミスをすることも多くなるようです。
そこで本記事では、受験直前期に役立つ、「失敗談とその予防策」を先輩合格者たちに聞いてみました!同じ失敗をしなくてすむように、先輩の経験から学びましょう!

①準備編

意外とトラブルの多い持ち物は…!?

併願校の試験本番に時計を忘れてしまいました。会場に時計はなく、全ての教科を急いでやらなければならなかったので焦りました。準備には念を入れてください!

(早稲田大・文化構想学部)

普段アナログの安い腕時計を使っており、私大の入試でもそれを持って行っていたのですが、少し時刻がずれ始めていていつ止まるかわからず不安だったため、外大の入試ではじめて親に借りたデジタルの腕時計を持っていきました。しかし、試験開始前になってアラームの解除を促された際、使ったことのない時計だったためアラームの解除方法がわからず、結局、試験官に時計を預けることになりました。試験に支障はありませんでしたが、焦って不安になったため、慣れないものは持って行かないことをお勧めします

(東京外国語大・国際社会学部)

受験時期はとにかく寒い…!

共通テストのときですが、寒すぎて手が震えて顔写真シールが上手く貼れませんでした。また、私大入試のときは寒すぎて途中でトイレに行きたくなったので、トイレは事前に済ませておくことが大切です。トイレは混むこともあるのでゆとりを持って行きましょう。特に共通テストや私大入試の時期はとても寒いのでしっかり防寒して挑むことが大切です。

(立命館アジア太平洋大・アジア太平洋学部)

本命の日ではないのですが、電車に乗っている途中にどうしてもトイレに行きたくなって途中下車し、トイレに1時間くらいこもった、ということがありました。別の日には大学最寄り駅周辺のコンビニに開いているトイレを探し回った、ということもありました。朝弱い受験生は下痢止めなどを持参することをお勧めします。大学周辺のトイレは本当に混んでいて、使えないものと思っていたほうが良いです。良くも悪くも何が起こるかわからないので、早めに会場に着くように準備、計画しておけばよかったなと思います。

(立教大・経済学部)

②試験中編

共通テストで緊張しすぎてしまい、普段の力を発揮できませんでした。人生をかけた試験なので、誰しも緊張するのは致し方ないですが、緊張しすぎるのは良くありません。何の試験でも始まる前に少し時間があります。そのときに深呼吸をして自分を落ち着かせてください。また、わからない問題があったり、時間が足りなそうだと感じたときも、焦ることなく落ち着いて解いていってください。模試や過去問では、実際の試験での緊張状態なども考えて取り組んでみてください。

(金沢大・理工学域)

数学II・Bの共通テスト模試のときに、解答欄が大問1個分ずれてしまい、数学Bの得点がほとんどとれなかったことです。本番じゃなかっただけ良かったですが…本番でミスしたら取り返しがつかないので、模試のときから意識してください。

(法政大・社会学部)

共通テスト本番のリーディングで、試験終了の合図までマークシートにマークし忘れていることに気づかず、白紙で提出することになってしまった。文章が頭にスラスラ入ってきて、問題もスムーズに解けたので、全問解き終わった後でまとめてマークしよう、などと思ってしまったがゆえの大失敗でした。

(早稲田大・商学部)

③当日の過ごし方編

併願校の青山学院大学の入試後、掲示板サイト(BBS)で他の受験生がどのくらいの点数をとっているのか見てしまいました。過去問でも合格点を常に超していただけに、本番で失敗したことがわかったときには本当にショックでしたし、3日間くらい勉強に集中できませんでした…。それを教訓に慶應入試の後はBBSを一切見ず心を落ち着かせていました。

(慶應義塾大・文学部)

終わった試験についての情報をインターネットの掲示板で探りを入れてしまい、誤答した問題が出てくるたびにダメージを受けてしまいました。ですので、今振り返ると、終わった試験のことは気にせず、次の試験に向けた最終調整を淡々と進めるべきであったと後悔しています。

(早稲田大・商学部)

試験会場で周りの人のことを意識しすぎてしまいました。周りの人のことを意識しすぎたせいで、全員が頭良く見えて、焦ってしまいます。なので、当日はイヤホンで音楽などを聞くなどして、自分だけに集中してください。

(東京農工大・農学部)

④健康面

平日の学校や土曜授業で、ほぼ休みがなく忙しく過ごしていたため、睡眠時間が4~5時間になり、食欲減退で体調不良が続き、とてもつらかったです。勉強時間を確保するのも大切ですが、早寝早起きを徹底して、睡眠不足にだけはならないように気をつけてください。

(明治大・法学部)

家にいる時間が長く、昼夜逆転に陥ってしまいました。夜は気分が沈みがちなので、メンタル的にもきつくなってしまうことが多々あったり、睡眠不足になってしまうことが多かったです。昼夜逆転はカフェイン断ちをしたり、昼間に散歩や運動をすることで改善したので、もっと早く改善できたらよかったと感じました。朝は親に叩き起こしてもらうのがおすすめです。

(東京都立大・経済経営学部)

いかがでしたか?事前にありがちなミスや役立つ情報を知っておくことで、試験当日のコンディションを整えやすくなるのではないでしょうか。
受験生の皆さんが、試験でご自身の力を出し切れるよう、教学社も陰ながら応援しています!
そして、貴重な体験談をお寄せくださった先輩合格者の方々、ありがとうございました!

第1回 "スランプ脱却法" はこちら
第3回 "苦手科目克服法" はこちら
第4回 "効率的な時間活用術" はこちら

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