見出し画像

原点の話

ハァ届イタ届イタ。ヤレ長旅ジャッタロウ。ヨウ来タワイ。

と。思わず片言になりそうなほど(?)、見つけて注文しては在庫がなくキャンセル、キャンセルを繰り返し、なかなか入荷せずタイミングも悪く。手に入れるに長い時間がかかりました。

画像1

「Ritchey Comp Venture Max Road 440 mm」

ハンドルバーのクランプ径31.8 。ドロップハンドルに中でも、ドロップ部分が外側へ「ハ」の字に広がる、長距離および悪路、積載物を運ぶ際にもバランスを取りやすい形状の物。中でもちょっと特徴的なのは、

画像2

ドロップ部分の子のわずかな曲がり。下ハンを握った時、盛り上がった部分は程よく手のひらに収まり、沈んだ部分には中指、薬指がハマりより握りやすく、一体感が上がります。…おそらく。まだつけて走ってませんが。

画像3

ありがちな理由かもしれませんが、もともと私がいわゆるスポーツ自転車に憧れたのは、このドロップハンドルに惹かれてこそ。このハンドルを握れば、誰より何より速く走れるのだと思わずに入られませんでした。今は昔!

画像4

そして第二の憧れ。STI、デュアルコントロールレバー。何を隠そう、初めて手にしたスポーツ自転車は、当時なんの知識もなく値段で選んだルック車で、STIなぞついちょりませんでした。結果諦めきれず、京都中の自転車店を巡りようやく手にしたのは、3x7用のSHIMANO Tourneyのレバー。そりゃもううっれしかったのですが、TourneyのSTIレバーって他のシマノのSTIレバーと操作が異なるんです。操作だけ見れば、イタリアが産んだ、多くの選手を勝利に導いた自転車メーカー、Campagnoloのエルゴグリップと近いんですが……。こう、下ハン握ってる時だと変速を満足に操作できなかったりですね、障害がないでななかったのです。

画像5

そんな時に出会ったのが、SHIMANO Clarisで。ほんとめちゃくちゃ好きになりました。自転車に関わっていくうちに、10速とか11速とか今は12速とかの存在を知りつつ憧れつつ、でも…。コスト的にも使い勝手としても、いざ壊れてしまった時の部品の手配しやすさ的にも、そもそも自分の自転車の使い方にも8速が丁度良いな、と相成りまして。そして今回のグレードアップを経て、買い揃えてみましたクランク周り以外!

まぁなんというか。

画像6

全体的にフォルムは小さく、丸いところは角張った印象。初期装備のインナーワイヤーはコーティングが施されています。

画像7

画像8

以前使っていた旧モデルと比べて、シフトワイヤーの通し方やデザインも大きく変わっています。丁度2、3年前くらいの105?の印象ですねー。

画像9

画像10

レバーの取り付け、固定のためのボルト部分も、新旧で異なります。賛否ありそう。

画像11

個人的に「ほー」と感じたのは、シフトダウンのレバー(内側の黒いレバー)が少し大きくなっていた点。手が小さめの自分には、操作性が上がることは大歓迎です。あとは重量とかも計るべきかもしれませんが、8速Clarisでグラムを気にする方も少ないと思いますんで略。

画像12

画像13

ともあれ取り付け完了。サクサク行きます。

画像14

次はここ、フロントディレイラー。サイズ感は大きな変化はなさそうですが…。

画像15

画像16

ディレイラー内側のチェーンに直接当たる部分が樹脂になり、内部のスプリングもモノが変わってますね。

合わせてリアディレイラーもっ。

画像17

リアディレイラーはまた、ちょっとカッコよくなってますね。レバーと同様直線が増え、カラーも黒寄りに。

画像18

画像19

そしてフロントと同様、リアもバネがちょっと変わってますね。

過去のアルテグラや105をまんま踏襲してグレードアップ、という噂もありまして。即ち過去の10速部品を見事に8速で採用って、なんかオーバースペックを生みそうでカッコいいですね。…決して手抜きとか思ってないですよ?

そしてガチャガチャやっているうちに、残すところあとブレーキのみ。形やグレードは異なれど、結局自分が初めて感動した自転車の形に戻っていくのを、組み上がるごとに実感します。

時間が過ぎても変化ができない証明でもありますが、しかし。いくら迷っても、帰ってこれる自分の自転車の型があるというのは、なんとも言えない安心感もあります。自分が自転車を好きでいられる、大事な原点ですねー。

いいなと思ったら応援しよう!