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第44話 学芸員古沸妖の妄想宇宙論【実体験×科学×オカルト=ビックバン】いっしょにぶっ飛び!

生き物

3.誕生-3

 話しを植物に戻しましょう、例えば、植物のタネが水に浸かり物質の形が変わり、魂が電子と自ら作るプラスエネルギーと作用反作用をして密着すると同時に休眠状態から目覚める。

 そして、陽イオンが動き出すと、細胞が生命活動を始め遺伝子の成長プログラムが始動すると、遺伝子のプログラムとデータに沿って胚が酸素と水で呼吸し代謝するエネルギーを作る。

 そしてタネの持つ養分で代謝が始まり遺伝子というプログラムどおりに発芽する。

 その後は、遺伝子のプログラムに基づいて代謝を行い、細胞を成長させる。

 代謝の仕組みとして光合成をする事で、二酸化炭素から酸素を作り、葉や根や茎の各組織から酸素を、根から必要な養分を取り込み成長する。

 光合成で作られた炭水化物は、成長する養分として使用し、根菜なら根に蓄え、それを人が食べたりしていますよね。

 植物も凄い仕組みですよね、完全に自己完結している。

 しかし、例えば木なら、葉や枝の向きや枝分かれなどありとあらゆる成長の方向性を、環境の変化に応じて変えないといけない木には心を表現する機能がないから外部から見ると意思が無いように見えるが、魂が宿っているという事は心の持つ意識と無意識の意識は持っているんですね。

 これは赤木館主の、あの娘さんとの実体験からも同じ事が導かれているでしょう、本当に出会いに感謝しています。

 それと幽体離脱の経験ですな、あれがなかったら魂が、魂だけで見聞き考え感じる事ができると身をもって分からなかった。

 これが、【実体験×科学×オカルト=ビッグバン】の意味であり、自分の周りで起こった事は全て意味があるという事です。

 それが嘘か嘘じゃないかという事は、自分が一番わかっている、他の人がどう思おうと、自分に嘘はつけないのです。

 お話しを木に戻しましょう、環境に応じて木の状態を変化させるのも、環境を判断する意思が必要ではないかと。

 そしてあの世で決めてきたプランに沿って、心が環境に適応させた生存戦略を練って、成長する方向性を決め、成長していく。

 場合によっては無意識の意識が遺伝子組み替えのシステムや遺伝子プールの情報を使って、密着している個体、もしくは次世代において繁殖戦略を実現していくのではないか。

 無意識の意識による遺伝子の組み替えは、人が植物を交配して個性を作る行為、バイオテクノロジーを使って個性を作る行為と全く一緒ですな。

 ただしどんな場合でも、魂がタネに密着してくれないと生き物にはならないのでしょう。

 しかし、宇宙に存在する素粒子の数ほど魂があり、この世に生まれれば愛を向上する経験値が上がるのですから、それが魂の目的ならば条件さえ揃えばいくらでも協力してくれる。

 その個体が、子孫を残せない形としても、LGBTQのところでも考えましたが、子孫を残す事が絶対ではないのです、愛を育てる方法はいくらでもあるのです。

 動物という生き物を作った作用が反作用して全く正反対の性質を持つ植物ができ、菌類と微生物が基本となる分解をして繁殖する事で、物質のサイクルとエネルギーのサイクルが出来、地球上の生命活動が釣り合っているのですな。

 またその中間のようなポンプ器官を持っていても脳を持たないクラゲのような動物や、ポンプ器官すら持たずに植物と共生して生きるサンゴのような動物も、魂を持ち心を持ってそれぞれの成長戦略に基づき、愛を学びながら生きているのでしょう。

 生き物の持つ多様性は際限がありませんね。

 そしてどこの段階で分かれたか判明しない進化を遂げたのがウィルスと呼ばれる存在ですな。

 淘汰されず、現代まで生き残っているという事は必然性があるという事で、そこにはなんらかの理由があり、それをこの世を生きる魂に、まだ知らされていないだけではないか。

 多くの場合人に害を及ぼす存在だが、フグだって毒を持ってるし、ヘビやカエルなど毒を持った動物もたくさんいる。

 植物や菌類にも毒がある種がたくさんある、微生物だって物質を腐敗させると人体に害を及ぼす、野生のライオンは人を食料としか見ていない。

 生き物の全ては種を存続させる為に、あの世の魂が相談して形を進化させてきた結果ですよね。

 そうした生き物への対応も含めて、人は社会生活を営みお互いが影響しあい命を繋げ、試練を乗り越える事で魂が愛を学ぶのです。

 つまりこの世に、必要のない生き物、そして物質など一切ないのですな。

 そして死ぬという事は肉体や個体から魂が離れる事、そう考えると生き物は全部同じ現象です。

 この世は生き物に必ず死が訪れる世界、あの世は自分という心がなくならない世界、つまり、死のない世界。

 この世の魂が帰る場所なんですな。

つづく
→第45話

第1話 1.プロローグ 2.ここは思念の世界です
第2話 3.物語を進めるにあたって
第3話 作用と反作用-1
第4話 作用と反作用-2
第5話 作用と反作用-3
第6話 概念における作用反作用-1
第7話 概念における作用反作用-2
第8話 心における作用反作用
第9話 思い出すってなんでしょう?-1
第10話 思い出すってなんでしょう?-2
第11話 思い出すってなんでしょう?-3
第12話 思い出すってなんでしょう?-4
第13話 オカルトなお話し-1
第14話 オカルトなお話し-2
第15話 出会い-1
第16話 出会い-2
第17話 魂と脳という臓器-1
第18話 魂と脳という臓器-2
第19話 魂と脳という臓器-3
第20話 魂と脳という臓器-4
第21話 この物語の骨子-1
第22話 この物語の骨子-2
第23話 この物語の骨子-3
第24話 この物語の骨子-4
第25話 善と悪-1
第26話 善と悪-2
第27話 善と悪-3
第28話 学びあい
第29話 死とは何か?-1
第30話 死とは何か?-2
第31話 死とは何か?-3
第32話 死とは何か?-4
第33話 ブラックホール
第34話 ゼロの点-1
第35話 ゼロの点-2
第36話 ゼロの点-3
第37話 ゼロの点-4
第38話 ビッグバン-1
第39話 ビッグバン-2
第40話 ビッグバン-3
第41話 ビッグバン-4
第42話 生き物-1 誕生1
第43話 生き物-2 誕生2


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