第32話 学芸員古沸妖の妄想宇宙論【実体験×科学×オカルト=ビックバン】いっしょにぶっ飛び
人はなぜ生きるか?
18.死とは何か?-4
昨今、現世に漂う魂の、その波や磁場を測定するような装置が、霊体を感知する製品として発売されていますが、科学的では無いとして無視するのは、勿体無いような気がすると館主は思っているようです。
またスマホの電波に乗せて声が聞こえたり、タイトル写真のように不思議な写真が撮れたり、タイトル写真は全て無加工で赤木館主が自分のスマホで撮影したものです。
今話のタイトル写真は、赤木館主の父親の葬儀の時に、シャッターを押していないのにスマホにデータが忽然と現れたのです。(これにはさすがに本人も驚いています)
まるでたくさんのオーブに包まれて、父親があの世へと旅立ったようにも見える。
不思議な雲の写真が多いですが、赤木館主はオーブの写真もたくさん撮影しています。
古沸妖はそこには一切突っ込まないようにします、これ以上いくと全てがオカルト寄りになるので、本作品の本意ではありませんのでね。
とにかく現世で亡くなると、魂が離れ、肉体は火葬や土葬、水葬、鳥葬なんてものもあるし、さまざまな形で葬られる。
日本で一番ポピュラーなのは火葬なので火葬について考えてみても、野生動物と全く同じす。
遺体は熱を加えられ炎となり、エネルギーの転換が行なわれる事で、二酸化炭素や一酸化炭素、窒素化合物、有機性化合物、灰、などを排出する、つまり形は変わっても原子は残るんですな。
二酸化炭素などは、植物が分解し炭水化物と酸素を作り、それを動物が使い、物質が循環している。
そこで燃え残った物質が遺骨ですな。
土葬や他の葬儀でも同じですよね、微生物が分解するなり、他の生き物の餌となるなりして、物質の循環サイクルに組み込まれるだけです。
それが元になって肉体を動かすエネルギーが作られる。
そう物質界では、死ぬと、人間も野生動物も同じく他の生命体を支える物質とエネルギーへと姿を変えるのです。
そして、別の化合物になっても原子はなくならない。
とすると同じ物質界の生命体である星々も、同じ事が起きていないと説明がつかないですよね、じゃないと作用反作用の法則が成り立たない。
さて、ブラックホールでは何が起きているんでしょう。
つづく
→第33話
第1話 1.プロローグ 2.ここは思念の世界です
第2話 3.物語を進めるにあたって
第3話 作用と反作用-1
第4話 作用と反作用-2
第5話 作用と反作用-3
第6話 概念における作用反作用-1
第7話 概念における作用反作用-2
第8話 心における作用反作用
第9話 思い出すってなんでしょう?-1
第10話 思い出すってなんでしょう?-2
第11話 思い出すってなんでしょう?-3
第12話 思い出すってなんでしょう?-4
第13話 オカルトなお話し-1
第14話 オカルトなお話し-2
第15話 出会い-1
第16話 出会い-2
第17話 魂と脳という臓器-1
第18話 魂と脳という臓器-2
第19話 魂と脳という臓器-3
第20話 魂と脳という臓器-4
第21話 この物語の骨子-1
第22話 この物語の骨子-2
第23話 この物語の骨子-3
第24話 この物語の骨子-4
第25話 善と悪-1
第26話 善と悪-2
第27話 善と悪-3
第28話 学びあい
第29話 死とは何か?-1
第30話 死とは何か?-2
第31話 死とは何か?-3