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私が写真を撮る理由

子供の頃は写真が嫌いでした。

幼少期の私は写真は過去の一瞬を切り取るもので完全な情報がない。一部の情報がシャットアウトされてせっかくの過去の良い思い出も感動が半減してしまうと思い込んでいました。

映像ならほぼ完ぺきに思い出として再現できるのですが、気軽に動画が撮れる現代と違って昭和の時代にはビデオカメラは高価で手に入りにくいものでした。

ひねくれ者の幼少期での私でしたが、大人となった今では考え方が変わりました。

写真が悪いんじゃなくて、自分は一瞬の切り取り方が上手く撮れていないのでは?

人は動画サイトで長ったるい動画をサムネイル写真1枚で見るかどうかを一瞬んで判断します。

どんなに優れたコンテンツでもサムネイルが良くないとより多くの人に見てもらえない。

逆にサムネイルが良ければ無名なコンテンツでも人に見てもらえる。

表現の解は多種多様。そこには解が収束しない面白さがあります。

素人でもスマホ一つで高性能カメラ、汎用性高いレタッチアプリ、AI機能合成ソフトが使える時代。

プロに対してクオリティが求められる時代。そんな程よい緊張感が心地よかったりします。

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