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富裕層と貧困層から見える本質

写真は、系列店の杏奈さん。先日ヨーロッパの街並みで撮影してきました。

最近は、アニメを見ながら寝落ちしてるんです。
四六時中仕事の事を考えていると、終盤は構えなくて気軽にできることに落ち着きます。

幼少期テレビで放送されていたアニメってなんか絵柄が古いし、セリフも時代を感じて敬遠しがちですよね。
悪い思い込みとはわかっているけど抵抗感があります・・・、すみません。舐めてました。
「小公女セーラ」。
子供向けと思って一話見てたら、ついつい最終話まで見てしまいました。

「小公女セーラ」と聞くと皆さんはどんな印象を持たれてますか?監督は黒川文男さんで「アタックNo.1」、 脚本家の中西隆三さんは「美味しんぼ」が有名です。

裕福で清楚で誠実な主人公が周りから妬みを買っていじめられる、最後には逆転するという近代版シンデレラストーリー。
子供の頃はあまりに悲惨で毎回見るのが辛かったのですが、大人になると違う面白さを発見できました。

舞台は1885年のイギリス。この頃は児童虐待防止法が施行され児童虐待は当時のイギリスで大きな社会問題化していたと考えられていました。この作品は単なる社会文学としての価値もあったのだと思います。
特にいじめの中ボス・ラビニアと大ボスのミンチン院長。私が子供の頃と見た印象とはかなり違って見えたのです。

子供の頃は、二人が最後の逆転劇で後悔する様を見て、ざまあみろと思っていました。

身寄りのない少女たちを育てながら、市の支援が少ない中で女学院経営。裕福層にコンプレックスをもったミンチン院長。
裕福ながらも母親の溺愛を受けて我儘に育ってしまい、セーラの貴族階級にコンプレックスをもった少女ラビニア。

終盤、セーラをいじめたことを後悔するも、彼女らの複雑な表情や、言葉を選びながら話す間、長い沈黙が秀逸。いろんな複雑な想いを感じさせる人物描写が凄すぎます。制作スタッフ神!

そしてこれは19世紀のヨーロッパの出来事ではなく、今の日本にも言える事。
今も昔も人の本質は変わらないのだなぁと感じました。


☆追伸

30年以上、ミンチン院長のことをロッテンマイヤー先生と名前を勘違いしてました(汗)皆さんはどちらか区別つきますか?
お詫びとして彼女らには当店に入店された場合はゴールドフレームをご用意させて頂きます。


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