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セルフコーチングを高める 選ぶ力

自動的に反応すること自体は悪いことではない

私たちはほとんどの時間、自動反応的に生きています。

そう聞いて、あなたはどんな風に思うでしょうか?

何だかロボットみたいだと思ったかもしれません。
しかし、それは悪いことではありません。

実際、私たちが色んなことを習慣にしているおかげで、何も考えず、自動的にそれを行うことができます。

例えば、朝起きて、顔を洗って、歯を磨いてという自動的な流れは、私たちの日常生活で役に立っています。

自動反応的に動くこと自体は、決してダメなことではないのです。

新しいことを始めるには、自分で選び取る姿勢が必要

ただし何か新しいことを始める、あるいは今までやっていたことを辞めるというとき、自動反応に任せていては、うまくいきません。

これまで通りの生活を維持する方向に押し戻されてしまいます。

それに逆らって、新しいことを始めようとするには、どうすればいいでしょうか。

無意識的な自動反応に任せるのではなく、自分が「意識的」に選ぶ、選択する姿勢が大事になってきます。

では、その意識的に選ぶ力をどうやって身につけていけばいいのでしょうか。

ヒントは筋トレです。

筋肉を使う、筋肉に負荷を与えることによって、筋力はアップしていきます。

同じように選ぶ力も、日々、使うことで鍛えていくことができます。

日々の何気ない行動であっても
「意識的」に選ぶ。

そのことによって、選ぶ力は高まっていきます。

日々の小さな選択を 意識的に行う

さて、選ぶ力を高める方法を、筋トレに例えて説明しましたが。筋トレもいきなり100キロのバーベルを持ち上げようとしても、ほとんどの人は出来ません。

無理にやろうとしたら、筋肉を痛めてしまう可能性が大です。

なので、筋トレもまずは軽いところから始めるでしょう。
人によっては1~2キロのダンベルを持つところからスタートします。

同じように、日々の選択を「意識的」に行うことも小さなところから始めてください。

例えば、「今日のランチをどうするか?」というようなことでも、いつも通りに流されることは簡単です。

そこで、あえて「今日は中華にしよう」と、自分で意識して選択し、中華を食べる。

明日も、自分で何を食べるかを選択し、実行する。

簡単なように見えますが、これも選ぶ力を磨くためのトレーニングになります。

放って置くと、私たちはいつも、自動反応に身を任せてしまうからです。

新しいことを始めようとするあなたへ

自動反応に流されず、選ぶ力を高めていくには

  • 今、何を選ぶべきか?

  • 今、どちらを選ぶべきか?

と、あえて「意識的」に選ぶことを繰り返してみてください。

選ぶ力が高まっていくと、自分が人生でこれを決めた、選んだという自信も高まっていきます。

そのことによって、自分は自由だという感覚が増し、やればできるという自己効力感も増します。

選択する力を高めることで、自分の行きたい場所へ自分自身を導く、すなわち、自分で自分をコーチングするセルフコーチング力を高めていってください。


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