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正解 または夕餉のオカズのRAD

夕餉を囲みながら

ーRADの頻出ワードって、何だろね。ママはキミと僕だと思うな。

ーAIに調べさせたら簡単にソートしちゃいそうだよね。

ーあーそんなのつまんないね。こうやってあーでもないこでもないっていうのが楽しくて言ってるのにさー

ー怒。結論だけ言ってよ怒。(理系左脳長女)論文書いた人いるよ。それで。

ーえ!ホント!どこの大学の人?

ー知らない。

ーずりっ。そ、そ、そこまで?


Google先生に頼んで、歌詞頻出ワード論文で検索すれば、ラッドの歌詞をテーマにした沢山の力作の卒業論文が出てくる。確かにRADの頻出ワードは、キミと僕と恋と世界だ。でも、それが全曲数の何%だとか、比率がデビュー当時とどう変わったとかそんなことを知りたいんじゃ無い。

スピードの時代だから、私の方が時代錯誤で周回遅れなのだけど、どうしようもない違和感があるので、大きめに呟かせていただきます。

知りたいと思うことを、調べるという作業は、図書館の巨大な書架の前に恐れながら立って、意を決して分類に従って目見当つけた本を数冊手に取り、該当箇所を懐中電灯で照らすようにして読みながら探し、大抵それは見つからず、右に左にそれながら、あー寄り道しながら、ちょっとずつ答えに近づき、金脈を探し当てる又はその周辺の知識を膨らます、そういうプロセスだと思う。イメージは匍匐前進。

それは時に図書館を出て、金木犀香る季節に駅で部屋に残した荷物手渡されて泣く泣く彼氏と別れた帰りの東海道線車内でハッと気づくこともあるし(あれはつくづく捨てて欲しかった。A型男は最後まで几帳面だ。)全然違うところからギュインとカーブかけてストライクゾーンに入った時ほど腹落ちは良い。

何が言いたいかというと、最短最速でたどり着いちゃう答えなんて、要らないってこと。多分最短最速で忘れる。

大事なことは大抵は答えなんかない。答えを探し続けるだけ。RADも言っている。制限時間はこれからのあなたの人生。解答用紙はこれからにあなたの人生。答え合わせの時に私はもういない。だから採点基準はあなたのこれからの人生。よーい。はじめ。

                                                              (    正解      RADWIMPS)

夕餉は  豚の角煮風  

 キノコと生姜のスープ

レンコンとキュウリのヨーグルトマヨ和え    

モズクと菜の花のお浸し    

 空豆のグリル焼き    蕪 の糠漬け

フルで復職したらこんな風にわーぎゃー言いながら  自分で作った夕飯を美味い美味い、または美味しいでしょうと美味しいを強要して食べるゆとりもなくなるかと思うと、働くとはなんぞやと疑問に思ってしまう。

ーねえ?ママみたいな49さいっているのかな?キミと僕を真剣に語ってる49さい。野田洋次郎だってそろそろ卒業しちゃうかもよ。どうすんのママ?


ーえ、それは困るな。いや、大丈夫、中二は永遠に生産されてるから供給はある。

ー都道府県に1人くらいはいるかもね。ふふふ。

追記

47都道府県がなんか引っかかっていたのですが、四十七士といえば赤穂浪士じゃないですか!ご主人様は浅野内匠頭ならぬ野田洋次郎。47人の永遠の中2のRAD親衛隊笑!




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