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優柔不断な左脳と電光石火な右脳

元々性格がちょっと極端なので
淡々とコツコツと何かを積み上げていくことはあまり得意ではない

まるで優柔不断みたいに
決断を先送りにしてるみたいに
じっと動かない時が長く見えても
実は本人の中では
機が熟するのをじっと待っていたりして
その時が来たと勝手に思うや否や
電光石火
一気に動き出して
全方位的に事態のディメンションをひっくり返しに行ったりする

仕事場でそんな仕事っぷりを見ていてくれた人に
そういわれてみて
確かにそうだなと苦笑いした

大学受験もなんだか勝手に気持ちが折れてしまって
指定校推薦っていう裏口入学を使った

赤毛さん、受験しないんだ...と周囲を驚かせた

本当に早々と燃え尽きてしまって苦笑
戦いの最前線に立つ気になれなくなって

討ち死にしてもあの時やり抜かなかった自分を 
敵前逃亡 戦線離脱した自分を
悔んだけれど

今の自分がいるのも
あの時にあの路線からは降りたからだろうなと
今なら繋がる

転職したのも
水面下ではいろいろ起きていたのだけど
表面上は同僚とも上司とも、営業的にも上手く行っていたし
辞める理由なんてミリも見当たらなかったと思う

でも大雪が降って
やけくそになって雪だるまになって
一晩中線路を歩いて帰宅した翌日に
ヤ・メ・ヨ・ウの4文字が
勝手にカシオペイアの甲羅に降臨した笑

次の仕事も経済活動に携わる限りは
同じ陥穽に落ちるのは火を見るより明らかだったから
お金とは遠いところに飛ぼう
そうだ、教育へいこう
と、どっかのCMみたいに笑
金銭が介在しない世界で働こうと
小学校の教員免許取得を目指して
通信教育で大学三年生に編入したんだった

高円寺から引っ越した時も
散々平行線をたどる話し合いに業を煮やして

心地よい子守歌と思っていた中央線の振動も
産後のホルモンの乱れでノイローゼ気味に拍車をかけて
神田川ごっこを楽しんでいた
線路高架下のボロアパートも
日の当たらないカビクサイ陰鬱な部屋に早変わりしてしまって

アカン、これ以上ここにいたらだめになるって
タクシー呼んで赤ちゃん抱えて
ベビーバスだけトランクに積んで
暫く実家に帰りますって置き手紙
高円寺を飛び出してしまった笑

本能というか
嗅覚みたいの

ゴーサインを出す時までは
左脳君で必死に考え続けるし対処し続けるから
対外的にはかなりまともにやり切れているように見える

でも頭ン中はぐっちゃぐちゃになっていて
ええ加減にしいや!!!
もう限界や!!!
とパアンと右脳くんがブチ切れるときに

ああ、そういえば去年のくも膜下出血したのも右前頭葉だった

離婚を決めたときも
正直長女出産の夜に
ああこの人とは一生やっていくのは無理だってわかったけど
まさかゼロ歳1日目にテテナシゴにするわけにもいかないしで
人生の先輩に相談したら

10年頑張れって言われ笑
まじかよ、こっから10年は長いよって笑ったら
いや、結婚したんでしょ、子供も産んだんでしょ
その責任全うするには最低でも10年は
家族やりなって
だめだよ、それまでは投げ出しちゃって言われて

なんだかよくわからなかったけど
その人には全幅の信頼を寄せていたから
都合15年結婚生活をつづけた

何度も途中でこれは終わりの始まりだなと
終わりに向かう流れを感じて
抗えなかったし
最後の出来事がトドメなんだってことは
よくわかったから、
はい、これで終わりにしていいんだねって
河岸変えるよって、
向こうからやってきた矢切の渡しに飛び乗って
離婚の手続きをさっくり3か月弱で完了した

勿論娘たちへの説明責任は今も果たし続けているし
納得して離婚したつもりの私だって
語れるようになるのに5年はかかってるし笑
巻き込まれた娘らが不条理を感じるのは無理もないことだ

上手くやるとか
失敗しないとか
後悔しないとか

大事なことはそういうことじゃなくて

その時々で自分で
考えて考え抜いて
結論を出していくことなんじゃないかなと思って
私は私なりにここまでやってきたんだなと
来し方を振り返ると
そう思う

上手く行っていないことの方が多分多いし
ぶち壊しちゃったなって
癇癪起こしたっていうか
我慢が出来ないんだなと苦笑いするけど
もっと上手くやれたはずだと期待をかけられてたのも
知らないわけじゃないけど

結構好き放題やってきた自分が好きだったりする笑



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