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二回目の中二

大抵アタマに来てる時だけれど
パパッと書き上げて公開に進むボタンを
勢いに任せて後先考えず押して
ソレッと仕事に向かう時もあるけれど

このところ半年くらいずっと
と言ってもマダラにウッスラとだけれど
老いについて考え続けてるけど
文字にすることができないでいる

それは多分閉経を迎えつつあることや
娘らが殆ど手がかからなくなり
(学費献上マシーン機能が大半)
母親としての実働部隊としての役割を終えていることを感じて
本当に自分の人生は折り返していて
あと何回できるか、会えるか、見れるか、行けるか
物によってはもう金輪際体験することがないかもしれないのだと思うと
例えば恋なんかそうだろうなと思うし
これから経験することは老いに伴って起きてくること
例えば親の介護とか
自分に大きめの長めの治療を必要とする病気が見つかるとか
大切な人との今生の別れとかなんだろうなと思うと
ああどうやって自分は向き合っていけばいいのかと
途方に暮れていたから

みらっちさんの記事を読んだ時に
ああ救われたと思った
自分だけじゃないんだ
老いを目の前に呆然愕然とする自分がいてもいいんだ
新しい友として老いを受け入れていくのだと
励まされた

みらっちさんが書いてくれたので
もう拙く自分が書くことなんかないのだけれど

↓みらっちさんの記事はコチラ↓


足掻いて書き続けるんだと鼻の穴膨らませて書いた舌の根もまだ乾かないから
自分でも書いてみる

今朝鏡を見たら唇にプツプツが出来ていて
見慣れないなと思ったけど
暫くして天啓に打たれたように
ああ、これが口唇ヘルペスかと合点承知の助で
人の唇上にできているのをみたことはあったけど
自分の上唇にプツッと出来ているのを見たのは初めてだった

免疫が弱っている
疲れている
体調が悪いというサインなんだと思うけど

これまで出来なかったのは
自分の体の中でヘルペスウイルスを抑え込んでくれた誰かか何かがいて戦ってやっつけてくれてたからだけど
今の私には幼い頃に水疱瘡になって獲得したその免疫が切れていて
ヘルペスウイルスがウッシッシと顔を覗かせている

ああ今まで免疫さんありがとうお疲れ様でしたと思うと
自分の体に流れた時間を思って老いをまた感じたのだけれど

面白いことに笑っちゃうんだけど
出勤して利用者さんと話をしていて
私より20歳くらい年上の方なんだけど
能登の被災地を支援する東北の被災地の学生オーケストラのニュースに
ホロッとお股じゃなかった涙腺を緩めて
お股緩めたら尿失禁
感情失禁はいいけど尿漏れはちょっと勘弁苦笑

歳を取ると涙脆くなるってよく言ったものですね
何でも緩くなるんですかね老いを感じますねなんて四方山話をしていて
ハッとそう言えば
私今朝も老いを感じたと確かに思ったんですが
何に対して老いを感じたのか忘れてしまって思い出せません笑
あれえ何にだったんでしょうねえ??と訝しがるけど

それは赤毛さんにしか分かりませんねえと
相手の方も苦笑いして
まあこれも老いのひとつだと言うことでしょうねと
座布団を差し上げたいようなことをおっしゃった笑

瀬戸内寂聴さんをロールモデルに50で出家と息巻いていたのに
50を過ぎてもまだ私は娑婆で足掻いていて
遅れを取ってしまった
何を誰をロールモデルにこれから行きていけばいいのかと途方に暮れながら
心身のバランスが変わるのを前にして戸惑う初老のときが、おそらくこれが人生2回目の中二、思春期なのだろうと

夕暮れの商店街に買い忘れた洗剤を買いに走ると
目に映る夜の闇と灯る明かりのコントラストに
葛飾応為の吉原格子先之図がいつも浮かぶのだけど
この時間の陰陽が刻々と入れ替わっていく様に何となく胸がさわさわして
夜になってしまえばそれはそれで安定なんだけど
夜でもない昼でもないその中途半端さが
初老だと老いの入り口に立つ今の自分ににてるかなと思う

今日は行くぜMAROON5で東京ドーム



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