ムーラバンダ
小学生男子あるあるで
コロコロコミックみたいに
チンコとかウンコとかオナラとかパンツとか
とにかく下半身ワードが言いたくて言いたくて
子犬のようにキャンキャンじゃれあって書いても
セックスセックスセックスセックスセックスセックス
sex sex sex sex sex sex sex sex……コピペして画面を埋め尽くして
一億万回書いたって
そこから身体に送られる電気信号はない
チンコもマンコも脳ミソも微動だにしない
だってそれはただの記号
小学生のマンコに何の屈託もないのは
彼らには経験が無いからだ
文字から匂いと体温を立ち昇らせることがないからだ
恋する二人が一つになるときに
内部器官と外部器官が擦れあって
新しいひとりの感覚に
脳内が幸せに震えることを知らないからだ
でも漢字はちょっと違う
表意文字
文字そのものが意味を表している
だから栗の花弁と聞いたときには、ポッとほほが赤らむし
会陰の文字に反応して熱を帯びる部分が女の身体にはある
金瓶梅、酒池肉林 うーん深い笑
でもヨガの先生、毎朝言うんだよな~笑
ームーラバンダ。締めてください。息を吸って。胸まで吸ったら、呼吸を止めて。
って汗。
アソコかーって毎回ニヤケて集中が途切れる苦笑。修業が足りんな。
ムーラバンダは、会陰部を締め付ける筋肉のこと。和名は、括約筋かな。
アソコの周りの筋肉をキュッと締めて、呼吸が漏れ出ないように、エネルギーを内に閉じ込める。もう一つのお口の入り口を締めるトレーニングだ。
ムーラバンダには性的ないやらしさはミジンコもなくて、体の他の部分の名称との区別も差別化もない。上もなく下もない。
それは単純に純粋に体を支えるパーツであり必要な筋肉の一本でしかないという、清々しさ。
会陰でウヒャイウヒャイ言ってる私も、ヨギニーから見たらコロコロコミックでゲラゲラ笑って、スカートからパンツが見えないかなあと、ブランコの前で願っている小学生と変わらんかもしれない恥。