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和の意匠03 網代 | お茶を通じて学べること
ゴールデンウイークも終盤ですね。
近所の回るお寿司屋さんに行ったら、青海波や千鳥、麻の葉など、和の文様がPOPに使われており、和の雰囲気づくりに一役買っていました。
白ベースにパステル調(薄い色のピンクとかブルーとか)で
文様が描かれていたので、明るい、現代的なかわいらしい和という印象でした。
網代(あじろ)
網代(あじろ)と聞いて、私がまず思い浮かぶのは天井の仕上げです。
お茶室でも使われる天井仕上げです。
こんな感じの天井をご覧になったことはありませんか?
網代
ヒノキや杉などの木や竹、草などの植物を、細く薄く加工し、
縦横交互に編んだ物の総称
天井だけではなく、建具、カゴバッグなどにも利用されています。
網代を平面デザインにしたのが、網代模様なんですね。
ページトップの画像も網代のひとつ、徳利網代(とっくりあじろ)です。
かなりアレンジされていますよね。
こんな柄のワンピース売ってそう。スカートとか。
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以下、おまけです。
回転ずしのPOPを例に色合いでずいぶんイメージが変わるとお伝えしました。ずるいデザイン的補足をします。
ずるいデザイン的に和を表現する場合、
1:日常にさりげなくなじませる、もしくは現代的なカジュアルな和を
表現するには、色の対比を抑え、
2:お正月のように、より「和」を出したい時は、伝統的な雰囲気となるよう
濃い目の色、深い色を使って対比をはっきりさせる
ということなんでしょうね。
もちろん濃い色を使っても、意匠を単純化させるなどの工夫により
モダンな和を表現することもできると思いますが、
センスと経験が必要そうなので、ずるくやるには、上記がよろしいかと。
イメージとしては、こんなかんじでしょうか。
1:日常的な和については、えびせんべいの桂新堂さんのかわいい和シリーズのパッケージデザイン
2:伝統的な和については、羊羹の虎屋さんの小型羊羹のパッケージデザイン
久しぶりのずるいデザインのご紹介でした。
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