『ジョン・ウィック コンセクエンス』における映像ネタ:創作のための戦訓講義15
事例概要
あのシーン
『ジョン・ウィック4』のドラゴンブレス弾の俯瞰長回しは、チャド・スタエルスキー監督いわく2019年のビデオゲーム『THE HONG KONG MASSACRE』が元ネタらしい。
— 七瀬 湊 (@eigakantei) September 24, 2023
たしかに、見比べるとそのまんまだけど、これをジョン・ウィックにやらせるアイディアが天才だろ。 pic.twitter.com/PsQs1JqK7m
『The Hong Kong Massacre』定価2300円だけど今なら別の見下ろしシューティングとの抱合せで600円で買える!買おhttps://t.co/Yc66o6eLZ3 https://t.co/2i7MJV78My
— gock (@gock45) September 24, 2023
似たゲーム
言われるまで気づかなかった。そのゲームは知らないが似たゲームなら知っていたのにな。しかし今回は印象的なアクションやカメラワークが多かった記憶がある。 https://t.co/TSdSOYgpqX
— 紅藍@カクヨムで新作『偽王子事件』連載中 (@akaai5555) September 24, 2023
※ここで挙げた「似たゲーム」とは「Hotline Miami」のこと。
戦訓
劇場で見たがドラゴンブレス弾(火を噴くような散弾)と俯瞰視点からのアングルは特徴的で印象に残る。本シリーズが胡坐をかかずガンアクションの新しい境地を切り開こうとしていることがよく分かる。ゲームを元ネタにしたわけだが、こうして横断的に他ジャンルからインスパイアされることの必要性が分かる。
インスパイアというか、やっていることはそのまんまもいいところなのだが、ゲームと映画では鑑賞者の層も違うので、そのまま持ってくるだけで「再発見」され評価されるということもあるのだろう。