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INFPの生存戦略【2】辛かったら逃げる

こんにちは、この記事を読みに来てくれてありがとうございます。

はじめに

前回の記事はこちらです。前回は最初の記事としては長くなってしまいました。読んでもらいたいと強く思った記事を書くのが初めてでしたので、まとめるのにかなり時間がかかりました。その分、達成感がありました。最後まで読んでくださった方には本当に感謝しています。私は文字を読むのに時間がかかりますので。書くのも読むのも修行中の身ですが、伝えたいことを伝えられるように頑張ります。どうぞよろしくお願いします。

今日は、悪魔に魂を売った人の失敗談を踏まえながら、繊細なINFPの生き方を考えようというテーマに沿って、今はもう大人といわれる年齢の私が、幼少期からどういう過程を経てどんな風に変化していったのかをざっくりと紹介していきたいと思います。


筆者の大まかな経歴

私は、普通の家庭に生まれて、地元の小中学校に行き、地元の高校へ行き、そして地元の大学へ行き、地元の会社に3年勤めて結婚を機に退社、その後パートを転々とし現在はほぼ無職のような感じの、いたって普通のありふれた人生を送ってきた者です。傍から見たら、食べるものに困ってもないし普通の幸せを歩んでて、それで悩むなんて贅沢過ぎるじゃないかと思われるかもしれません。私自身も、だんだん人生を楽しめるようになってきているので今は毎日が楽しいと胸を張って言えます。けれど、過去には絶対に戻りたくないし、気づいた今が一番楽しいと思えています。

では、過去に何があったかっていうと、一言で言い表すのが難しいですが、いつの間にか自分が分からなくなっていたっていうのが正解かなと思います。私は何が好きなのか、私は何でここにいるのか、生きるって何なんだ、っていうと大げさかもしれませんが、最近になってやっと自分が帰ってきた感覚があったので、この文章がもし自分を見失ってしまっている方の参考に少しでもなれば嬉しいです。※今回はほぼ自分語りなのでご了承ください。


筆者の幼少期~大学進学

ぜひ、時間がある人は読んでくださると嬉しいですが、飛ばしても問題ありません。では、始めます。


幼少期は、少し子供らしくないような発言をしていたとは聞きましたが、自由に遊んでいました。幼稚園の頃に絵で何かの賞を取り、それを母に褒められたことが嬉しかったのを覚えています。

小学校低学年の頃は、男の子に混ざって教室を駆け回ったり、いたずら好きだったように思います。そのせいで、先生にも度々怒られていました。怒られるのは嫌でした。
3~4年生くらいになると優等生を目指すようになりました。優等生でいれば、先生に怒られることもないし、親も喜ぶだろうと思っていたからです。おそらくこのころから悪魔が見え隠れしていたのかなと思います。というのも、私の将来の夢は「イラストレーター」になることだったのですが、どうしても人に言うのは恥ずかしく、年齢を重ねるにつれて「イラストレーター」なんてなれないしふさわしくないと思うようになり、いつのまにかその夢も忘れていました。
INFPの特徴なのかもしれませんが好奇心旺盛で飽き性という性格もあり、小学校のクラブ、中学校、高校の部活動はすべて違うものに入りました。中学校の夢は確か料理人だった気もします。
小学生の頃のモットーは平和主義だったので、友達の仲が悪くなりかけたらどちらの話も聞いて、とにかく仲を取り持とうとしました。時にはどちらにもいい顔をしたせいで、板挟み状態を自分で引き起こしてしまうということもありました。けれど学校生活は良好でたまに空回りもするけれどうまくいってるはずだと信じていました。

違和感を感じ始めたのはおそらく中学校くらいからで、徐々に徐々に自分がしたいことではなく、周りがどうしてほしいかばかり考えていたように思います。頼まれたことは積極的に引き受け、いい子になろうと努めました。運動神経はよくなかったので、運動部に入ったはいいものの良い結果を出すことは出来ず、失った自信を取り戻すために勉強を頑張りました。運よく勉強で結果を出していけたので、それで心のバランスを取っていたのでしょう。受験勉強も「ちゃんと」やったおかげで地元の進学校の高校に進むことができました。

念願の進学校に入った直後、何を思ったのか衝動的に経験のない運動部に入りました。先ほど申し上げた通り、私は運動が苦手なのにです。しかも下調べもせずに、「部活をする先輩方の姿がかっこいい」と感動したことがきっかけで入部しましたが、その学校の部活は県でも強豪校に名が挙がるところでしたので、ついていけないことには早い段階で気づきました。けれど、今まで優等生を演じてきた私にとって、途中で辞めるということは「失敗であり、失敗は悪だ」と思い込んでいたので、誰にも言い出せずに半年が過ぎました。部活中に学校の周りを走りながら、「大きなけがでもして、部活ができない状態にならないかな。もう無理だ、天国のおばあちゃん、助けて。」と毎日思っていました。お気づきかもしれませんが、そのころにはもう自分で断ることができない状態にまで心が病んでいました。運よくなのか、貧血状態になったため医者の診断を受けてそれを理由に部活を辞めることができました。両親に部活を辞めたいと告げたときは本当に申し訳なく、苦しさがつのりました。せっかく買ってくれたユニホームには一度も袖を通すことはありませんでした。

その後の高校生活は、とにかく透明になろうと試みました。「部活を途中で投げ出した奴に人権はないんだぞ」と自分で思い込み、クラスメイトとは浅い付き合いを心掛け、仲良くなりたい人がいても遠慮していました。それでも、優しい人たちはたくさんいて、こんな卑屈な自分にも話しかけてくれる人がいたから高校には毎日通うことができました。高校時代は学校と家の往復ばかりで、友達と遊びに行くことはほとんどしなかったように思います。

そんな生活の中でも、音楽を聴きながら家に帰る帰宅の時間が好きでした。夕焼けの空を眺めながら好きな音楽に浸っていると、人の目を気にすることなく自分だけの時間を過ごしているようなそんな気分になりました。

家族はもちろん好きですが、その頃はなぜかテレビから流れるバラエティ番組に強く拒否反応を示していたので、家族の団欒の時間にイラつく自分もいました。自分の我が儘でテレビを消して、わざわざ家族の団欒の時間をぶち壊すようなことも出来ませんでしたので、ただ我慢して笑顔を作る一方で、内心は「宿題しなきゃいけないのに」とかなんとか思いながら家族にイラついていた気がします。本当は何も行動しない自分にムカついていたのでしょうけれど、思い通りにいかないことを全て周りのせいにしていたように思います。
しかし、部活を辞めた後は本当に安心の日々で、「もう、死にそうな思いをして運動しなくてもいいんだ」と思うたびに、「逃げたことは正解だったな」と思えました。もちろん、逃げた身分なので学校で透明を演じることは続けました。

進学校の普通科ですので、特別な理由がなければ大学を目指すことは当たり前の考えで、両親も私を大学に行かせてくれるようでしたので、大学を目指さなければと考えるのは自然でした。やりたいことはよく分からないけど、地元の大学にすれば少しでも安く済むし、県から出ないとなれば家族も喜ぶだろうと考え、県内の大学に進学しました。これも運よく、現役で入ることができました。ただ、自宅から遠いキャンパスでしたので、初めての一人暮らしをすることになりました…



長くなってしまったので私の話はここまでにします。


今日伝えたいことそれは、

辛かったら逃げろ!

これだけです。現状が辛いなら、後先考えずに逃げるのみなんです。
INFPの方が自分を苦しめてしまうのは、想像力にあります。

「今の気持ちを伝えたら、この人は自分を嫌いになるかもしれない」
「これを辞めてしまったら、居場所がなくなってしまうかもしれない」
「自分さえ苦しみに耐えれば、今の環境を壊さずに済むだろう」

こう思ってしまうのは、争いやいざこざを嫌う性格であったり、つい自己犠牲に走ってしまうINFPの特徴によるものです。この性格は、時にはいい方向に走り、場を盛り上げることにもつながりますが、悪い使い方をするととことん自分を追い詰めてまで平和を保とうとします。
例えば、「ほんとは会社を辞めたいけれど、自分のせいで職場の空気を壊したくないからこのまま続けるしかない」と思い込んでしまうのです。

私はこれまでの経験から、常に自分の本音を確かめることの大事さに気づくことができました。周りに合わせたり、その時だけ取り繕ったりしても、それが自分に嘘をついて行動したことであれば、後々自分の首を絞めることになるだけだと知りました。怖いのは、自分に嘘をついていることにも気づいていない場合があることです。INFPの方は分かってくれるかもしれませんが、自分の思考に追いつけないくらい思考が回っている時があります。そんな時、思考停止して考えないようにするので、結局現状維持を続けてしまうのです。

もし、今何かを「辞めたいのに辞められない」と悩んでいる方がいたら、どうか辞められない自分を責めないでほしいです。また、やめられない環境のせいにすると、結局周りのせいにしてしまった自分を責めることになります。

じゃあどうしたらいいのか、それは「辞めたいと思っている自分を認めて、どうやったら辞めることができるかということに意識を集中する」ことです。

人生とは不思議なもので、今までネガティブにしか考えられなかったのに、ちょっとしたきっかけで辛い現状が好転することがあります。それは、辛い環境そのものが勝手に変化することもありますが、環境が変わってないのに自分の意識の持ちようでポジティブに考えられるようになることもあります。

本当は「逃げたかったらすぐ逃げる!」を簡単にできればいいのですが、それが一番難しかったりします。自分が分からないときはなおさらです。けれど、逃げることは悪いことではなかったです。自分の気持ちを無視することの方が、よっぽど自分に対して酷いことをしているなとも思います。

どうしても完璧にこなすことを目指してしまうINFPは、先のことを考えすぎて(上手くいかなかったらどうしよう)と行動を躊躇してしまいますが、どちらかというと今に集中することの方が得意とされるみたいなので、逃げたいと思ったら直感を信じたほうがうまくいったりもします。

このまま書き続けると、脱線しそうなので今日はこのくらいにしておきます。ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。

それではまた、次の記事でお会いできたら嬉しいです!



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