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主人公がモテてきたな「天使は炭酸しか飲まない」2巻〈感想〉

こんにちは。
ラノベ感想ブログへようこそ。

さて、今回は、

「天使は炭酸しか飲まない」2巻を読みました!!



作品紹介ページより

1巻を読んだのが1年以上前なので、だいぶ期間が空いてからの既読になってしまい、最新巻の投稿ではないことをお許しください。他のラノベを読んでいたり、時間がなかったりお金が無かったりで遅くなりました。

1巻を読んだ時にAmebaブログに感想を書いていましたので、今回の記事は続編になります。
この記事では作品全体の話ではなく、2巻のあらすじと感想を書くので1巻の内容を知りたいという方は私の過去の記事を見ていただければと思います。

▼第一弾▼


◎あらすじ

 この学校には「久世高の天使」と呼ばれている恋のキューピットがいる。その正体は、相手に触れるとその人の好きな人がわかる特殊能力を持つ高校生、明石伊緒(あかしいお)。同級生の柚木湊(ゆずきみなと)の恋愛相談から、天使の名は校内でさらに有名になり、天使に助けを求める人は増えていった。
 そんなある日、湊のもとに久世高三大美女の一人、御影冴華(みかげさえか)から手紙が届いた。「頼みたいことがある」そうとだけ書かれたシンプルな手紙だった。内容はもうすぐ離れ離れになってしまう幼馴染との恋を実らせたいとのこと。伊緒はすでに冴華に恋する男子からの別の恋愛相談を受けていたが、冴華の恋愛相談も受けることに。しかし、冴華の相談には誰にも言えない本当の目的が隠されていて・・・。

第1巻は湊の恋愛相談でしたが、第2巻は新キャラクター御影冴華の恋愛相談に乗るストーリーです。冴華編って言ってもいいかもしれません。
1巻ごとにメインとなるキャラクターが変わっていく感じで青ブタを彷彿とさせる展開だ、と思いました。


◎感想と魅力

読んでいて注目すべきポイントは、


御影冴華の本当の目的はなんだ!


という所にあると思いました。


冴華は舞台となる久世高校の三大美女で、男子女子どちらからも人気があり、多くの男子から告白されます。それは完璧な容姿と誰にでも優しい性格を持っているからです。
一回でもその優しさに触れてしまえば恋に落ちるのが当たり前、落ちない人はいない!と言ってもいいほどです。現に伊緒に相談した男子も電車のホームで優しくされたことで一目ぼれして好きになったのです。

しかし、冴華は告白してくれたどの男子と付き合うことはなく、男子と一緒にいる姿はもちろん、だれかと連絡先を交換することもありません。どんなかっこいい人でも振られてしまうのです。しかもその理由は「好きな人がいるから。」この話は校内でも噂され、絶対に付き合えない美女として知られるようになりました。

そんな噂を立てられているにもかかわらず、校内の生徒全員、誰もその想い人の姿を知らないのです。友達の湊にさえも姿を教えないのです。こんなにかわいい冴華さんでも付き合えないような人とは誰なのか、本当に存在しているのかと疑ってしまいます。また、彼女のどこかつかみどころのない淡々とした物言いには、この人絶対言ってない秘密があるよ・・・、と感じざるを得ません。


彼女に隠されてる秘密ってどんなものなんだ!早く知りたい!と思ってページをめくる手が止まらなくなります。


私は一日で休む暇なく読み終えてしまいました。
多分1巻も一日で読み終えたから、作家の丸深さんが天才なんです。

何でしょう、こういうキャラの闇みたいなのって途中で予想ついちゃうことありませんか?

モテるキャラクターだったら、
「そのモテるのに嫌気差してただ嘘ついるだけなんだろ」とか、
「本当は主人公のことが好きでしたってオチでしょ」、とか。


違うんです。
もっともーーーっと根強く生えた思いが隠されているんです!!


モテる人そして彼女が本当に優しいからこその闇が待っています。



◎記事のタイトル回収タイム

意味そのままに。


いやぁ、意外としっかりモテてんだなあ~、伊緒くん。


一巻のヒロインである湊が伊緒のことを好きになったのは一巻の終わりで暗示されていたので知ってたし、今回も想っているシーンはあったのでそこはまあメインヒロインのポジションだと思ってたから「うん、そうだよね。」と思っていましたが、

別のヒロインにもしっかり好かれてるやん・・・

伊緒の友達で天使活動の情報屋みたいなポジションの日浦亜貴(ひうらあき)って子がいるんですが、その子にもちょっとだけフォーカスされているように感じました。冴華が伊緒と二人でご飯を食べるようになってから少し嫉妬するシーンがあって、亜貴も伊緒のことを友達以上に好きなのかなと思ってしまう所が多々ありました。
これは亜貴編で次巻以降にあらわになる気がするので私のなかでは憶測の範囲にとどめているのですが、ちゃんとモテてきてしっかりと学園系ラノベの主人公らしくなってきたなと嬉しく思いました。

ここ大事!嬉しく思ってるのよ。

なにせ私が学園系好きな理由の一つとして、こうやってヒロインごとの恋愛を繊細に言葉巧みに描いてくれる所が好きってのがあるんですから。

戦闘系でも恋愛、ハーレムはあって好きなんだけど、
現実味のない吊り橋効果な展開で
「ここで助けられて命守られればそりゃ誰だって惚れるて・・・」
って思うものもあるから。


リアルな情景と展開から純粋に膨れ上がる好きの気持ちがより顕著なのが、学園系ラノベの魅力だと思ってますから。

いよいよ面白くなってきたじゃないか!とドキドキした。
だからこんなタイトルをつけさせていただきましたとさ。


◎さいごに


「天使は炭酸しか飲まない」

2巻も楽しませていただきました。
次巻ではどんなキャラが出てくるのでしょうか、気になります。

まだ読んだことないよって方はぜひ一度手に取って、この透明感を味わってほしいです。

最後にいろいろURLを載せておきます。

チェックしてね。


Amazon購入ページ


電撃文庫HP(各巻の試し読みができるみたいだよ)


作者様SNS

丸深まろやかさん:
丸深まろやか@ラノベ作家(@maromi_maroyaka)さん / X (twitter.com)
Naguさん:
Nagu🍪(@wooperfuri)さん / X (twitter.com)


また、三巻を読んだ時に感想を書こうと思います。

今、三巻以上出てるんだよな・・・
追いつけるようにしたいなぁ。

読んでいただきありがとうございました。



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