勤労感謝の日と新嘗祭
本日は勤労感謝の日。
「勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝し合う」と1948年に制定された、国民の祝日です。その前は、国の祭日『新嘗祭』と呼ばれていました。
第二次世界大戦後、GHQが宮中行事と国民と切り離す為に、「勤労感謝の日」としました。
新嘗祭
その年の収穫に感謝して、新穀を神に奉り、来年豊穣を願うお祭りです。
宮中と全国の神社で行われる。
宮中では天皇陛下自ら育てた新穀を奉り、その新穀を召し上がります。
「新」は新穀、初穂
「嘗」はご馳走 を意味してます。
天照大神をはじめ全ての神様に、新穀をお供えして、神様の恵みによって新穀を得たことを感謝するお祭りです。
由来は古く、「古事記」や「日本書紀」にも記載があると言われています。
毎年新嘗祭まで、その年の新米を食べてはいけないと言われてます。
昔は9月から収穫を始め、米粒を米俵に入れるまでに2ヶ月掛かり、全ての収穫作業が完了するこの時期でした。そして新嘗祭で初めて、今年の新米を神と一緒に頂くのです。
この歳になるまで、全く知りませんでした。
単なる勤労者の祝日だという認識でした。
その上サービス業で働いていましたから「勤労者なのに休めない」と不満に思っていたぐらいです。恥ずかしい。
皆様のお陰で作物が生産され、流通に携わる方々、販売に携わる方々の働きで、食べられている。ありがたいです。
今日は食べられる幸せを噛み締めて、頂きたいと思います。
今日も読んでくださり、ありがとうございます。