猛暑のホットカフェラテ
外が蒸し暑すぎるのでケチな私でもエアコンを使わなければ生命の危機を感じる。
子供の頃我が家には子供部屋にだけウィンドファンなる物が窓に付けられていた。外気を冷やして室内に入れるので涼しい風が入るけど部屋全体を冷やすのには少し心許ない代物。ただ、それがあるのが当時のステータスだった様な気がする。それで暑さを凌げるくらいに昭和の夏は今ほど暑くはなかった。
そんな小学生の頃は母が鍋で麦茶を煮出して作ってくれていた。それをくすんだピンク色のプラスチック容器に移して、水を張った桶の中で少し冷やしてから冷蔵庫に入れる。よく冷えた麦茶に砂糖を入れて飲むのがとても美味しくて、それを楽しみに学校から帰った時、まだ桶に浸かった温かい麦茶を見ると、ショックで一気に暑さが倍増して母に文句を言ったものだった。
そんな私が先日の猛暑日にホットカフェラテをコンビニで買った。私は1人の時、まず外ではコーヒーは買わないし、しかも暑いのにホット。理由は単純で会社に戻る運転中眠くて眠くて一瞬記憶が飛んだから。注文すると慣れない手つきでカップをセットし、蓋まですると再び運転席へ。熱いのでズズッとちょびっとだけすすり飲み、
「私がホットカフェラテを買ったのはメタメタ眠たかったから」
と即興の早口言葉を作り、繰り返し繰り返し声に出してずーーっと言いながら走らせたら眠気もなくなり、気付けば会社に着いていた。
眠い時にはオススメ♪
〜ちなみに当たり前の様に冷蔵庫に並んでいるめんつゆを麦茶と間違えて飲んだという話はよく小学校の友達の間で笑いのタネになっていたいわゆる"昭和の夏あるある"だ。〜