マリオパーティを一人でプレイした 改訂版
以前のブログで長期に渡り謎の人気を博した記事を載せておく。
マリオパーティを一人でプレイした。
一人というのは文字通り一人。自分以外に血の通ったプレイヤーがいないということ。”パーティ”の概念がどうにかなりそうな気がしたので深くは考えないでおく。自分以外に誰もいないというのは「ホーム・アローン」でいうところのマコーレー・カルキン演ずるケビンと同じシチュエーション。ケビンと僕の間に違いがあるとすれば、ケビンのところには泥棒が二人とマーリー夫人が来たこと、最終的にはママとパパが合流したことに対し、僕は最後まで一人だったという点。
ケビンが愛くるしい幼子なのに対し、僕がおじさんに片足を突っ込みかけてる成人男性だという点。
ともあれ、マリオパーティをプレイした。
一人で。
レッツパーリィ。イエーイ。
思い立ってSWITCHを起動した段階で既に楽しくない気配がプンプンしたけれど、人生何事もチャレンジということで進めていく。
まずはコントローラ設定。
デフォルトで2人。
今回のケースにおいては任天堂の”多人数で遊ぶだろうから”という配慮が逆効果をもたらしているような気がしたけれど、人生何事も経験ということで進めていく。
続いてキャラクター選択。
圧倒的余白。
月曜日の始発か。目が覚めたら南栗橋。
この時点で「これは一人でやるゲームじゃない」と薄々感づき始めていたのだけれど、人生何事もトライ&エラーということで進めていく。
マリオシリーズにそこまで造詣が深いわけではないが、昔からヘイホーの愛くるしいルックスが好きなので今回も例に漏れずヘイホーにした。
お客さん終点ですよ。
少しでもソロプレイの充実度を高めるために、CPUレベルを最高難度にしてマッチング。
顔ぶれがインディーズ過ぎる。
もっとこう、マリオとかクッパとかピーチみたいなメジャー級とご臨席賜りたかった。
一応ワリオはメジャーか。
マリオのようにリリース毎にオリコン一位を獲得して連日東京ドームを埋めるほどの規模ではないにせよ、名前を言えば「ああ、ワリオね」と誰もが首を縦に振るであろう存在なことぐらいは知っている。煌びやかなスタジアムで熱狂に包まれるのではなく、薄暗いライヴハウスでガレージロックを粛々と演奏するのがワリオ。
100人中99人が1回は遊んだことがあるのがマリオで、100人中一人が99回は遊んだことがあるのがワリオ。
宮崎駿がマリオで、押井守がワリオ。
ワリオのことを知らない人が見たら2Pカラーのマリオあるいは誤った育ち方をした別の世界線のマリオとでも思うんだろうか。
あとはカロン(右)と・・・
わからない・・・
プンプンという名前以外に何も情報がない。
マリオシリーズに造詣が深い熱心な任天堂信者が読者の中にいないことを願う。「プンプンも知らずにマリオパーティやってんのか!」とお叱りを受けてしまう。マリパファンがプンプンしてしまう。
この後1時間ほど遊んだのだけれど、鬼のように強いCPU3人に完膚なきまでに叩きのめされるという凄惨なエンディングで幕を閉じた。
再マッチング。
場末のオタサーか。
姫は姫でも本物が来ちゃったよ。
少しは歓迎してくれよ。
クリボーはあと一歩でハーレムだったのに野郎が紛れ込んできたことに対して怒っているし、プンプンは自分以外に女子が紛れ込んできたことに対して怒っている。立場が危ぶまれることを危惧して初手から牽制ムーブ。
ヘイホーの身としては、自分と並んでモブカースト最底辺に位置しているクリボーの分際でハーレムを形成しようなどとは片腹痛い。抜け駆けは許さん。
キノピオも何かを察したらしい。
良いパーリィとは。
そも、一人なのでパーリィには成り得ない。
なお一週目で色んなリソースを使い果たしてしまったので二週目には突入せずに終わった。
今回のマリオパーティ一人プレイを通して僕が読者諸賢にお伝えしたいのは「きょうびオンラインマッチングがありますよ」ということ。オフラインでCPUと戯れて虚しさに打ちのめされる前に気付いてもらえたら之幸い。
では皆さん、今夜も良いパーリィを。
ちなみにマコーレー・カルキンは改名してマコーレー・マコーレー・カルキン・カルキンになったらしい。
以上です。
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