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パパ必見!3歳からおさえておきたい感覚統合の存在について【触覚編】

こんにちは。
AKINORIです。

今回は前回の記事の続きで、感覚統合の土台の1つである“触覚”について
noteしていこうと思います。

⬇️前回の記事(ご興味がある方はコチラから読まれるとスムーズです!)

触覚とは言わば、カラダ全体に張り巡らされたセンサーみたいなものです。
このセンサーが刺激されることで、脳の神経に信号が送られます。
そして最終的には、思考力や創造力につながる、脳の前頭前野(ぜんとうぜんや)が刺激され発育が促されます。また、この触覚につまづきがあると以下のようなことが言われています。

触覚が敏感な場合
・帽子、マスク、靴下を嫌がる。
・服の素材など、衣服への違和感が強い

触覚が鈍感(鈍麻)な場合
・何かにぶつかったり、ケガしても平気でいる
・他人との程よい距離感を掴めずに近づき過ぎたりする

私の娘は割と触覚が鈍感寄りかなぁと感じており
派手に転んでも、あまり泣かず、「強い子」認定されがちですが
感覚統合を学び始め、合点(がてんが)がいくことが多々ありました。

このように普段のお子さんのちょっとした気になる行動が
触覚の問題から起因している可能であることも考えられるかと思いますので
今回のnoteが少しでも参考になると幸いです。

センサーの役割である触覚とは

触覚には大きく、識別系と原始系という2つの機能があると言われています。

識別系・・・触ったものや形や素材などによってそれが何であるかを認知する機能原始系・・・対象物が自分にとって有害なものかどうかを瞬時に判断する機能

例えば
財布の中にどの金種が入っているかを見ずに当てられることは識別系が機能しています。また、苦手な手触りや肌触り、食感などに反射的に拒否反応を示すことは原始系が機能しています。この拒否反応は触覚防衛反応と言われます。

触覚防衛反応がある場合は

一般的には触覚防衛反応は、成長するにつれて軽減されていくと言われています。それは識別系の触覚が経験を重ねることで情報が整理され、原始系の反射的な行動にブレーキをかけることができるためです。

しかし、ここの触覚防衛反応が強い場合、親子の愛着や共感の土台が築きにくくなる場合があります。ここに育てにくさを感じたり、苛立ちを感じることも出てくるので、ムリに強いるのではなく、識別系の働きをていねいに多く経験を積むことで原始系にブレーキを少しずつかけることが有効です。

脳科学的な観点から言うと、1歳児から2歳児にかけては手や足の感覚器が目覚ましく発達する時期でもあり、この時期にできるだけ多くのもの触させて「識別系」の経験値を積ませてあげることが大切なのかと個人的には思っています。

最後に

最後に私個人の体験談ですが
最近カフェなどで、もはや紙のストローが主流になりましたよね。
私はプラスチックのストローに使い慣れていたので、紙ストローが全く合いませんでした。結果的に、紙ストローで提供するカフェから足が遠のきました。
これこそが触覚防衛反応なんだなと思います笑

幼児期の場合、感覚を統合していくという観点から、イヤなもに全く触れないとというわけにもいかないので、難しい場合がありますよね。
まず感覚器の土台である触覚の存在を理解いただくことでこれからの育児に少しでもヒントになれば幸いです。

今回は以上となります。
いつも最後までお読みいただきありがとうございます!

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