switch
人は、生きていたら、いつ何時どんなスイッチなが入るか分からない。
10月の終わり頃、友人がワイナリーに出かけた際、リンゴから作られたワインをお土産に買ってきてくれた。
アルコールは4%とワインにしては軽く、
とてもフルーティーなジュースのような口当たり。フレッシュな風味のおくにリンゴの姿が目に浮かぶ様な、そんな素晴らしいワインだった。
実は、私は全然飲めない人である。
何かの集まりやパーティーの時だけ、周りと合わせてアルコールをいただく程度。
ビールは、350ml の缶だと、4分の1の量を飲んだだけで、顔や体が真っ赤になるほど。
そんな私だったが、友人からいただいたあの
素晴らしくフレッシュでフルーティーなリンゴの甘いワインを飲んでからswitchが入った。
美味しいワインを飲む楽しさを知ったのである。
ディナーの時に、サイドにワインがなくてはならなくなった。
幸いにも職場の直ぐ近くに、Trader Joe'sの
Wine shopがあり、手頃な値段でワインが手に入る。
色々なワインを試すことが、今とても幸せに感じる。
ディナーにワインが無い日は考えられなくなってしまった。
あの一本のワインが私の味覚にswitchを入れた。こんな事もあるんだな〜。そして、それは突然、何の前ぶれもなくやってくるんだな〜。
来年、日本に帰国するけど、良質なワインが格安で買えない事だけが心残りになりそうだ。
涙。
しかし、人生って楽しいものですね。