現地校ハロウィンパーティーで子どもの成長を実感した話
2歳の息子が通うインター保育園でハロウィンパーティーがありました。そこで感じた気づきを記録したいと思います。
まず前提ですが、保育園は園長もクラス担任も含め、多くの先生は英語があまり堪能ではなく、基本的に現地語で会話をしています。息子のクラスメイト18名のうち、現地生まれの子もますが、他の国から来ている子供の方が多いため、送り迎えでは様々な言語が飛び交っています。ちなみにアジア人は息子含め2名です。
園では毎日英語コミュニケーションのコマもあるので、英語がネイティブの先生もいるのですが、園内コミュニケーションは基本現地語で時折英語がミックスされた空間になっています。
我が家はというと、家の中では常に日本語でコミュニケーションを取り、テレビは置いていないので、息子はずっと妻と私の日本語を浴びていて、入浴前にタブレットで好きなアニメを英語もしくは現地語で15分ほど視聴するくらいしか外国語に触れていません。
そんな中、日本語は少しずつ話せるようになってきた息子が、園内でのコミュニケーションに困っていないかなと気になっていましたが、ハロウィンパーティーを覗くとそんな心配は完全に杞憂で、先生やクラスメイトと楽しそうにパーティーを楽しんでいる息子の様子を見ることができました。
家で親とはコミュニケーションを取れるけれども、園に行くとそれが思うようにいかずに、園に行きたがらなくなる子が少なくないと周りの駐在員の方々から聞いていましたが、今のところ息子は大丈夫なようです。
ひとまず安心です。
我が家でこれまで心掛けてきたこと、これからも気をつけねばならぬことを妻と改めて言語化したので、記録したいと思います。
1. 日常生活における日本語と英語と現地語のバランス
家では安心して日本語でコミュニケーションを取る。日本文化や価値観について我々が教えていく必要がある。
英語や現地語に関しては、息子が興味を持って学べるような言語活動をサポートする。園で取り扱っている絵本や歌などを家でも多く取り入れ、自然に楽しめる形で多言語への抵抗感を減らしていく。
2. 異文化理解を深める機会を提供
多文化の友達や家族と交流する時間を増やすことで、異なる価値観や生活様式を学んでいく(親としても自ら踏み込んでいく必要がある)。せっかく異国で生活しているのだから、異なる文化への理解や柔軟性を育みたい。
息子と一緒に「違い」を楽しむアプローチをとることで、「違うこと」に対するポジティブな捉え方(=多様性)を学ばせたい。
3. チャレンジする精神を養うサポート
息子が日常的に小さな挑戦をする場を作り、達成感を感じる場を増やしていく。簡単な例として「今日は新しい友達と挨拶してみよう」とか「英語の簡単な言葉を覚えてみよう」など、小さな目標を設定し、達成したら親子で喜びを分かち合う時間を大切にしていく。
また、息子がたとえ失敗しても安心してやり直せるような環境を提供し、「失敗も成長の一部である」ことを伝える。簡単には諦めない姿勢を身に付けてほしい。
4. 日本文化や価値観の共有
ここでの生活においても、日本の文化や伝統に触れる機会を作る。ハロウィンやクリスマスはもちろん街中が盛大な雰囲気につつまれるが、日本の季節行事もしっかり家庭内で触れさせる。自分のバックグラウンドに対する自信を持ってほしい。
もちろん、ここの文化も尊重しながら「両方の文化に親しむ姿勢」を持つことで、バランス感覚を養っていく。
5. 先生への感謝の気持ちを親としてしっかり表現する
今後、言語が発達してくる中でどこかで戸惑いが生まれてくることもあるはず。その局面で重要なのが「園や先生は信頼できる存在であること」と息子が確信を持つことだと思う。なので、親として先生への感謝の言葉や小さな気遣いを伝える姿勢をしっかりと見せていく必要がある。たとて言語が十分でなくとも、笑顔や挨拶などのシンプルな行動で、先生への敬意を伝える姿勢を見せていく。
お子さんをお持ちの方、教育に携わっている方がいらっしゃれば、コメントで本稿へのアドバイスをいただけると嬉しいです。
ちなみに、様々な子育て本を現在進行形で読み漁っていますが、私なりに読んでいて納得感が強かったのはこちらです。
妻が繰り返し読んでいるのはこちら。
番外編で、コンフォートな環境から抜け出そうとしている人に読んでほしいと私がおすすめする本はこちら。
以上です。それでは!
良き一日を。
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