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「お参り」の習慣が、ずっと子どもを支え続けてくれる”つながり”を作る。
毎朝、息子と氏神様とお墓さんにお参りに行くようになって、息子の姿を見ていて子どもにとって、お参りの習慣は間違いなくいいのものだと感じるようになりました。たぶんすぐに結果が出るものではありませんが、おそらく間違いなく大切な視点だと思っています。
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そんなことを思うようになってからも、ずっと息子とお参りを続けてきて、最近感じるようになったのが、「お参り」の習慣が、子どもを支える”つながり”を作る…ということ。
そんなことを感じるようになったのは、息子が寝坊してしまってお参りに行けなかったことがキッカケでした。ある朝、いつもお参りに行く時間に起きてこなかった息子を起こしに行くと「今日はやめとく。」と一言。体調も悪かったのか、その日はそのままそっとしておいて、ボク1人でお参りに行きました。
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1人でお参りするのもいいもので、ゆっくりお参りさせてもらえて、とてもいい時間でした。息子と行く「朝参り」もいいけど、自分1人で行く朝参りもかなり大切な時間になることもあって、ボクは息子が行ける時は行ったらいいし、しんどい時や気持ちが向かない時は、休んでも全く問題ないと思っています。なので、そのことについては全く話題にはしませんでした。
だけど、その日の夜。
「おとう。明日は絶対お参り行くから。先に寝るね。おやすみ。」
と言って、めずらしく1人で早々に寝てしまったのです。びっくりしたのですが、
おそらく彼にとっては「朝参り」はすでに習慣になってしまっていて、行かないとちょっと気持ち悪い…くらいの感じになっているんだろうな…と思いました。
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翌日、朝参りに行った彼は、いつも以上に一生懸命にお祈りをしていました。そんな息子を見ながらボクも横で手を合わせました。そして、もう一度息子を見ると、彼はまだお祈りをしていました。おそらく息子は、
「昨日はお参りに来れなくてごめんなさい。」
ってことを思いながら、何度も何度も祈っているのかも…と感じました。たぶん、お参りに行けなかったことを1日気にして過ごしていて、その分も今日はお参りするつもりだったんだろうな…と思いました。
そんな彼を見ていて、「お参り」が習慣になってしまっている彼は「お参り」しているその時だけでなく、寝坊して「お参り」に行けなかった時も、ご先祖さまや氏神さまのことを頭の片隅に思って過ごしていたのかもしれないな…と思いました。
息子が寝坊してお参りを休んだから分かったことだけれど、もしかしたら「お参り」をするという習慣があることは、そこにご先祖さまや氏神さまとの”つながり”ができてしまっているのかも…と思うのです。
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息子と「朝参り」に行くようになってから、「『お参り』は最強のサポーターになる!」ということについて確信を持っています。だけど、長男と「朝参り」ができる生活は、おそらくこれからずっと続けられるわけではありません。彼ももうあと数年すれば中学生になって、部活で忙しくなっていくと「お参り」をする時間の余裕はなくなっていく日がやってくるはずです。
連れて行こうと思ったら連れていける今だからこそ行ける時に「お参り」に連れて行くようにして、「お参り」に行くことが特別なことだったり、ちゃんとしないといけないことだったり、大変だけどやらないといけないこと…ではなく、「お参り」が当たり前の習慣になっていくようにしてあげたいと思っています。寝坊した息子を見ていて感じたように、習慣になっていることでできる”つながり”があることで、「お参り」に行っていなくてもずっと「子どもたちを支え続けてくれる存在」になってくれるのかもしれない…と感じています。
そして、いつかボクも息子に手を合わせてもらう存在になる時が来た時には、その”つながり”の中で、自分も息子にとことんパワーを送るサポーターになれればいいなと思っています。
長男の寝坊からいろんなことを感じることができた朝でした。これからは次男や三男も、できるだけ「お参り」に連れて行こうと思っています。
庵治石細目「松原等石材店」 3代目 森重裕二
以下、「お参り」が子どもを守るってことについてまとめた記事です。