営業だけど、今の日本の売上至上主義は大嫌いだという話
こんにちは、アジサシです。
「営業は数字が大事」とよく言われます。
この“数字”は、もちろん売上のことを意味します。
正直、僕はこの“数字”が大嫌いです。
なぜなら、僕自身が見られていない感じがするから。
「そんなことない、自分の頑張りが“数字”になって表れるから」
と言う人もいますが、
本当に自分の頑張りでしょうか。
もちろん自分の頑張りもあると思いますが、
その時々の運もかなり大きいと感じます。
元々営業があまり得意でないけど、なんとか頑張って、
一応“数字”も出したことのある僕ですが、
だからこそ、この“数字”が嫌いです。
仕事が絡むなら「営業は“数字”を求めるもの」と、今では割り切って考えるようにしています。
ですので、建前は「営業は“数字”を求めるもの」と振る舞っていますが、
本音は「こういう売上至上主義なんてくそくらえ」と思っています。
こんなことを書いたのは、次のネット記事を読んだからです。
記事に出てくる美容外科医(形成専門医)の前田拓摩さんは、
お医者さんとして素晴らしい方だと思います。
そんな前田さんのご指摘を記事から抜粋。
売上至上主義なんてくそくらえ、なんて思っている僕でも、
サラリーマンだから売上が求められるのは、まだ納得がいくのです。
「お給料あげるから、うちの製品を使って売上を上げて、会社に利益をもたらしてね」という、
サラリーマンと会社経営層の関係が成り立っているから。
ただ、医療行為を行う美容整形のお医者さんに、
その関係を持ち込むのはどうなんだ、と思ってしまったのです。
しかも、このコメントを見る限り、倫理観より売上が重要視されている。
サラリーマンの倫理は、最近話題のコンプライアンスに相当します。
コンプライアンスを遵守しなさい、とサラリーマンでも言われます。
それなのに、おそらく一番倫理観を重要視しないといけないお医者さんが、
倫理観以上に売上を重要視しなければならないというのは、
システム、仕組みとしてダメだと思うのです。
そもそも、倫理観を理解していない経営層が、利益を求めて、売上を見込める医療分野にビジネスを持ち込んだのが悪いんですが。
じゃあ、どうしてそんな事態になったかというと、
売上至上主義が日本ではびこっている、というのが、原因の1つだと思います。
もちろん、背景には資本経済というのがあるとは思いますが、
日本は発展するにつれて、売上を求めすぎたんじゃないかと、僕は思ってしまうのです。
じゃあ、どうすればいいんだよ、と聞かれても、
一サラリーマンがうだうだ考えても、答えは出てこないでしょうし、
僕自身も、自分なりの答えを今は持ち合わせていません。
ただ、こういう記事を見ると、売上を求めることが、
ますます嫌になってしまいます。
一方で、営業だから売上は求めないといけない、だけど今の売上至上主義はイヤだ、というのは、わがままなのかな・・・とも思うわけです。
まとまらないですが、これ以上考えてもどうにもならなさそうなので、
スッキリしませんが、今回はこれで締めます。
中途半端な感じですが、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。