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単語脳で視覚情報が優位の次女と算数を解く。
今朝は2年次女と算数と国語タイム。
と見せかけてほぼ論理的思考の練習です。
次女は問題を読んでも意味をふわっとしかつかまず、視覚情報を優先します。なので例えば時計の問題で
・この時計は「ちょうど何時か」を指しています。
・数字は消していますが12の数字は真上には入りません。
という情報があっても問題にある数字のない時計に、自分でいつもの数字を補って 実は2時なのに9時35分と違和感なく書いてしまいます。
このタイプは実は
先生や大人がわざわざ注意していたことをまんまとするタイプでもあります。
さっき注意したよね、と言っても「聞いてなかった」とか「忘れてた」というのですが、実はそもそも「聞けていない」可能性がある事があるというのは・・大人は気が付きにくいんですよね。
ということでホームワークでは「状況や前提を気を付けられているか」を主に見ています。あとは具体的にイメージして考えられているか。
例えば今日一緒に解いていて面白かったのは、
問:3-9の数字を1つずつ書き入れて3つの式を完成させよう
1+□=□
□ー□=□
2×□=□
というもの。
次女にとっては何か月前まではどこから手をつけていいか分からないという問題でしたが、「具体的に考えてみる」方法として「数字を書き出してあてはめる」を編み出してからは解こうとするようになりました。
しかし第一声が面白かった!
なんと「えっと~。2×8は無理でしょ。」から始まりました。
大人としてはそんなはずないやん!と思うわけです。
3-9しか数字ないんだよ?9までしか数字ないのに2×8があるわけがないよね?
けれどそれを違和感なくできるのが次女。
じーっと聞いてると、当たり前のように2×7、2×6と続けました・・・。
こういう時にはこうすればいい、を学んでほしいのではなく
状況に合わせて必要な知識や視点が使えるようになってほしい。
今回の目的は「視点」を学ぶことなので
「次女、掛け算ってかける数と答えではどちらが数字が大きいの?」と聞いてみました。
「答えだよ~。1の段は違うけどー」と即答。
でもピンときませんでした。
教えてもすぐ忘れてしまう次女には自分で気が付いてもらった方が身になるというのは感じているので、今の彼女にはこれが気が付けないんだな・・でとめています。
さてこれがいつ脳内でつながるのでしょうか。
そして私が言ってること自体が「ヒント」であるということを意識して考えてみようと思うのはいつの日か。そこに意識が向けれるようになった時は次女の問題の読み方も変わっているように思います。
とわからなさ具合を書いてますが、
こういうのを面白いなーと観察しつつ一緒に解けるのがホームワークのいいところです。
2年の最初のころ、こういった問題を読んでも意味が分かるとすら思ってなかった母としては、
とっかかりに掛け算を選んで探し出した視点もすごい!だし、
掛け算の式に2×4と2×3の2つ候補がある中で実際に当てはめて他の式を試してみるという「面倒さ」さを「分からない」と混同せずにチャレンジできるようになったのもすごいです。
ボチボチ続けていこうと思います。