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『マンガ大賞』のノミネート作品が出ましたね!【#マンガの話がしたい】

というわけで「マンガ大賞2025」のノミネートが発表されましたね。
そもそも「マンガ大賞」とは……

2008年にはじまり、今年で18回目を迎えるマンガ賞。書店員を中心とした有志の選考員・実行委員によって選ばれる。選考対象は、前年の1月1日から12月31日に出版された単行本のうち、最大巻数が8巻までの作品。

となっております。
2024年に単行本が出ていればノミネート可ということですね。毎年話題になる「本屋大賞」も書店員の投票によって選ばれる賞ですので、本かマンガかの違いはありますが、比較的近い性質をもった賞と言っていいでしょう。

もちろん基本は選考委員が「推す」作品が選ばれるわけですが、その選考委員は書店員が中心となれば判断基準に「受賞作が売れるかどうか」という要素があるのは間違いないでしょう。

「マンガ大賞」が認知されて、インパクトを持つようになったのって、ここ数年ですよね。もう18年やっているというのは正直、驚きもあります。とはいえ「売れるマンガを推す」という性質上、マスに訴求できる素質をもったPOPなマンガを改めて選んでくれる強さがあります。
昨今、マンガ賞はたくさんありますが、買うマンガに困ったときに、「マンガ大賞」を追えばハズレることが少ないのは確かでしょう。本屋大賞があれだけ人気なのですから、推して知るべしです。

ちなみに昨年の「マンガ大賞」1位作品は『君と宇宙を歩くために』
そう「このマンガがすごい!2025」オトコ編堂々の1位の作品となっています。もちろんいい作品ではありますが、この盤石加減、さすがですよね(笑


そんな「マンガ大賞」今年のノミネート10作はこちら!

見ただけですぐわかる強いラインナップ(笑

「このマンガがすごい!」のオトコ編からいくと、『ありす、宇宙までも』が14位、『cosmos』は9位、『この世は戦う価値がある』が8位、『どくだみの花咲くころ』が3位、『ふつうの軽音部』が2位、『路傍のフジイ』が5位。
オンナ編では『女の園の星』はランクインしていないものの、同じ和山やま先生の『ファミレス行こ。』が6位、『死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから(※ただし好感度はゼロ)』が14位。

とにかく、すでにかなり評価された盤石な作品が並んでいます。


「このマンガがすごい!2025」に選ばれていないのは『ドカ食いダイスキ! もちづきさん』『図書館の大魔術師』だけで、もちづきさんは2024年10月29日の発売なので、期間的に選べなかっただけですね。
(このマンガがすごい!は前年10月1日から本年9月30日までに単行本が発売されたものから選ばれます)

そういう意味では、ある意味『図書館の大魔術師』は異色ではありますが、1巻発売のときからずっとコアなファンをがっちりつかんできた作品であるのは間違いないので、そこまで驚きはありません。まあコアなファンがいたのでしょう(笑


逆に「このマンガがすごい!2025」上位ランクイン作品でも、4位の『ザ・キンクス』や7位の『雷雷雷』、6位の『カグラバチ』あたりは入っていませんし、オンナ編では2位の『恋とか夢とかてんてんてん』や3位の『ボールアンドチェイン』、4位の『恋せよまやかし天使ども』あたりも最終10作には入らず。

ただ、この辺も1次選考にはちゃんと入っているので、熾烈な争いが行われた結果、敗れてしまったという感じでしょうか。『恋せよまやかし天使ども』POPだし、めっちゃいいから選んでほしかったな。


そして、1次選考ノミネート作品まで見ればだいたい網羅されているかと思いきや入っていない作品もいくつか見つけてしまいました。

例えば「このマンガがすごい2025」オンナ編3位の『ボールアンドチェイン』は1次選考にも入ってないですね。7位の『スルーロマンス』もないです。このへん、やはりオトコ・オンナで分けて選んでいるかどうか、っていう感覚の違いってある気がします。

女性向けっていう視点で選ぶと入ってくるけれど、全体俯瞰して、売上を作れるかっていう視点でみると、選ばれづらいという判断なのでしょうか。刺さる人には刺さる的な強さのある作品なので、ちょっとわかる気もしますね。


ちなみに最終に残った10作品もあわせてノミネートは全部で238作品。わたし、たわむれにこの作品たちをオトコ編オンナ編にざっくりわけて数えてみました。


結果は、オトコ編だと思われる作品が153作品オンナ編であろうと思われる作品が85作品でした。あ、ちなみに基準も選別もいい加減なので細かいことは言わないでください(笑
数えているときは、もうちょっとオンナ編作品が多そうな印象あったのですが、結局、オトコ編で選べそうな作品のほうがオンナ編の倍くらいって感じでした。思ってたより普通で、数えがいがなかったなって思っています(笑

とはいえ上からちゃんと見ていくと、ぜんぜん知らないマンガも沢山あって勉強になりました。タイトルと表紙だけ見て、一番気になったのは『全てのネガティブをプラスに変える夫 髭』です。多分、買います。


「マンガ大賞」の授賞式は3月27日になります。
皆様もどの作品が1位になるか予想してみてはいかがでしょうか。

あ、わたしの予想はド本命ってことで『ふつうの軽音部』です。

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たけのこ
「欲しいものリスト」に眠っている本を買いたいです!(*´ω`*)