「話せば分かる」神話
「話せば分かる」
そう教えられて育つと、
問題が生じたときに、
文字通り
「話し合い」で解決しようとする。
時間をかけ、
じっくりと、
誠意を持って向き合えば、
必ず最後は分かりあえるはずだ。
そう信じているから。
だから、
どんな相手にでも
そのスタンスで望む。
勿論、
話し合いは大切だ。
些細なボタンの掛け違いであれば、
じっくり向き合うことで
相互理解が深まり、
解決することもあるでしょう。
長い時間をかけることで、
お互い納得のいく着地点を見つけ、
WIN-WINになれることもあるでしょう。
だから、
「話せば分かる」は嘘ではないと思うし、
「話し合い」で解決しようとする姿勢は
必要だと思う。
でもね、
「話せば分かる」が、
いつも通用するとは限らないんだ。
「話せば分かる」が、
誰にでも通用するとは限らないんだ。
「話せば分かる」が、
どこでも通用するとは限らないんだ。
世の中には、
残念ながら一定数
「会話が成立しない人」もいる。
理解できる、できない以前に、
「会話そのものが成り立たない人」も
一定数いる。
そもそもの、
ベースとなる
考え方や価値観が大きくズレている場合、
両者が、
「話し合い」という手法を用いても、
その延長線上に
建設的な接点は見いだせないわけだ。
こういうとき、
真面目な人ほどしんどくなる。
真面目な人ほど、どんどん苦しくなる。
「話せば分かる」
そう教えられて育ってきたもんだから、
何とかして
「話し合い」で解決しようとする。
何とかして
相手を理解しようとする。
でも実際には、
「話せば分かる相手」ばかりではない。
どんなに
分かり合おうと努力しても、
どんなに
寄り添おうと努力しても、
分かり合えない相手だっている。
「全ての人と分かり合う」
ということは不可能なんだ。
それどころか、
分かり合えない相手にエネルギーを注ぎ、
自分の方が
ボロボロになってしまうことだってある。
先ずは、
相手を信頼する。
最初は相手を信頼する。
これ大事。
最初から
出会う人みんなを敵視していては、
できる信頼関係も構築できない。
だから
最初は、
会話を通じて、
話し合いを通じて、
相手を知る努力をする。
自分を伝える努力をする。
でも、
その結果、
うまくいくこともあれば、
そうでないこともある。
ということを、
予め理解しておくこと。
「話せば分かる」
そういう人も確かにいるけど、
残念ながら一定数は
「会話が成立しない人」もいる。
これも予め理解しておくこと。
そして、
自分が傷ついてまで、
自分がボロボロになってまで、
自分の心身を壊してまで、
相手を理解しようとしないこと。
相手に理解してもらおうとしないこと。
「話せば分かる」神話を捨てること。
世の中には、
「話せば分かる人」もいるし、
「話しても分からない人」もいるし、
「会話が成立しない人」もいる。
「話しても分からない人」
「会話が成立しない人」
に出会っても、
自分を責めたりしなくていい。
分かり合えないことを、
自分のせいにしなくていい。
ただ、
「ああ、そうか。
そういう人もいるんだな」
とだけ、認識しておけばいいのだ。
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