引き際
過去に、
何かで表彰された。
過去に、
大きな成功体験を積んだ。
過去に、
大変な名誉をいただいた。
過去に、
多くの人に称賛された。
そういう
過去の栄光に
ずっとしがみついて、
それが捨てられなくて、
それを手放せなくて、
今でも
ずっと大切に抱えてしまう。
過去の思い出や
過去に自分が頑張ったこと
過去の自分を褒めてやりたいこと。
こういうものを大切にするのは、
悪いことじゃないし
人として
ごく自然なことだと思う。
でも、
人というのは、
過去の栄光を
ずっと振りかざしたくなる
生き物でもある。
たしかに、
そのときは凄かった。
たしかに、
そのときは輝いていた。
たしかに、
そのときは注目されていた。
でも、
ずっとバブルが続くわけではない。
ずっとピークが続くわけではない。
上がるときもあれば、
下がるときもあるのが人生。
ずっと、
「すげぇ」と言われるわけじゃないし
ずっと
「注目」されるわけじゃないし
ずっと
「称賛」されるわけじゃない。
必ず、
終わりはくる。
このとき、
どういう対応をするか。
このとき、
どういう自分でいるか。
過去の
表彰や、
成功体験や、
名誉や、
称賛といった
過去の栄光に
ずっと
しがみついてしまうのは
本当は
自分に自信がないから。
「できない自分」と
思われるのが怖いから。
「凄い自分」でいることで
特別扱いされてきた過去。
そういう「味」を知ってしまったから、
特別扱いされないと、
プライドが許さないから。
だから、
「自分は凄いんだ」という
武器が必要になる。
「自分は特別なんだ」という
武器がほしくなる。
でも、
そんな武器、
毎回毎回手に入るもんじゃない。
毎回毎回自分ばかり手にできるもんじゃない。
じゃあどうするか。
そう。
「過去の栄光」に頼るようになる。
「自分がいかに凄い存在だったか」
という、
過去に頼るようになる。
でも、
残念ながら
ときは待ってくれない。
過去は過去であり
今は今なんだ。
過去の栄光は、
未来永劫ずっと続くわけじゃない。
永遠に通用するわけじゃない。
これまでに、
どんな立派な実績があっても
どんなに貢献してきても
どんなに評価されてきても
それでも、
必ずそれが通用しなくなるときはくるし、
必ず忘れられるときはくる。
たしかに、
そのときは凄かった。
たしかに、
そのときは輝いていた。
たしかに、
そのときは注目されていた。
でも、
ずっとバブルが続くわけではない。
ずっとピークが続くわけではない。
上がるときもあれば、
下がるときもあるのが人生。
ずっと、
「すげぇ」と言われるわけじゃないし
ずっと
「注目」されるわけじゃないし
ずっと
「称賛」されるわけじゃない。
必ず、
終わりはくる。
このとき、
どういう対応をするか。
このとき、
どういう自分でいるか。
バブルのとき
ピークのとき
そういう「絶好調のときの自分」ではなく
落ちて、
ピークを過ぎて、
最後の最後の引き際で、
その人の、
真の姿や真の人柄が、
現れるのだ。
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