「答えは自分たちで見つけよう」の文化が生んだ働き方、リモートワーク&フレックス制度
みなさんが働く会社では「働き方をよくする制度」をどのように生み出していますか?私たちにはメンバー一同が「自分たちにとってよい働き方とは?」を考えては試し、改善していく文化があります。その中から生まれたのがリモートワーク・フレックスの取り組みです。
最近入社した社員が、この制度について日報に書いていました。
「 『従業員の体や心が何より大事だから』と、本来あるべきメッセージがきちんと伝わった上で運用されているんじゃないかなと思います。」
そんな嬉しい声を受けて、今回はリモートワーク・フレックス制度についてお伝えします。[3分で読み終わる記事です]
行動指針から生まれた制度
そもそもなぜメンバー一同が「自分たちにとってよい働き方とは?」を考える文化があるのかというと、次の2つの行動指針があるからかなと思っています。
・issueから始めて行動で終えよう
・答えは自分たちで見つけよう
「issueから始めて」とは、課題を設定することであり、それを行動により解決していくことです。2つめの「答えは自分たちで見つけよう」は誰かに答えを見つけもらうのではなく、自分たちで生み出すことを意味します。(この他の行動指針に「職種にとらわれず意見しよう」もあります。)指針にあるように、「いまの課題は何なのか?」「その答えは何なのか?」メンバー自身が考え、行動する文化があります。
これを表す活動は例えば、デザイナーチームのこども×デザイン思考のワークショップですね。
これは、「デザインを学ぶことは大きな課題に直面した時、状況は好転するんじゃない?」「それなら、こどもの頃からデザインに触れ合う機会があるとよさそうだよね」という考えから始まったワークショップです。詳しくは記事をご覧ください。
制度の話に戻りますね。制度が発案されたのは、昨年末の社員旅行での「働き方をデザインするワークショップ」でした。ワークショップでは、「新しい価値を創造するにはどんな環境が必要か?」という視点でメンバーでアイデアを出し合いました。
その中で出た案が、「フレックスタイム」と「リモートワーク」です。この他にも多様なアイディアが出ました。ちなみにその時、Slackを導入したいという声があり、以前使っていたChatWorkからSlackに移行することになりました。
ここで出たアイディアは、移転したオフィスデザインにも反映しています。オフィスについてはこちらに書いています。
リモートワーク&フレックス制度とは?
社員旅行でのワークショップ後に、3ヶ月のお試し期間を経て制度化しました。これらが始まったのは、各自の好きな場所・時間の選択を尊重することで思考を柔軟にするためです。では、制度について詳しくお伝えします。
■リモートワーク
リモートワークは月に3回、好きなタイミングに好きな場所で仕事ができるものです。ただ、フルリモート可にしてしまうと、チームで仕事を進めることが多いajikeの場合、コミュニケーションロスが発生してしまう可能性があるので今のところは月3回までとしています。
運用方法は、前日までにリモートする日にちをスプレッドシートへ記入、Slackで報告すること。リモートワーク中は、ビデオ会議ができる「whereby」(旧appear.in)につなぎ、仕事をしている様子が見えるようにしています。(社内からは常にipadにつなぎ見えるようにしています。)
■フレックスタイム
フレックスタイムもリモートワークと同じく月に3回まで、コアタイムを11時〜16時として好きな時間に出社・退社できる制度です。リモートと同様、勤務時間を変えたい日の前日までにスプレッドシートに記入しています。
これらの取り組みは、3ヶ月の試験運用期間を経て利用状況のアンケートをとり、運用状況を分析し、晴れて制度となりました。試験運用中、フレックスタイム制度は毎週金曜日に限定して、業務に支障がないか試していました。お試し期間を終えて、業務に支障がないことがわかったこと、アンケートで「好きな曜日にフレックスできるようにしたい」という声があり、全ての曜日で利用できるようになりました。現在も3ヶ月おきにアンケートをとっては改善を繰り返しています。
私もこの制度をフル活用しているのですが、いつもと違う環境に身を置くことで考えられることも変わってくるなあと実感しています。移動がないと、仕事が終わったあとも元気!ってこともわかりました。
制度を体験した新入社員が感じたこと
冒頭に載せた日報は、最近入ったメンバーの声です。入社したばかりだからこそ感じられることって結構あるなあ..ふむふむと思ったので、7月に入社したばかりの2人に、「実際、制度を利用してみてどうなの?」と聞いてみました。
■アシスタントデザイナー藤末さんの感想
フレックスタイム制度を利用しました。
人と予定を合わせやすかったり、行きたい展示会などに行けたり、自分のプライベートが充実するように感じています!あとは業務や体調にあわせて時間を動かせるのもすごくいいと思います!
あと、制度自体ではないんですけど、制度を使いやすい雰囲気がajikeにはあるのも素敵だなと思います。個人の裁量に任せているような、束縛のない感じがあります。
■アシスタントディレクター山田さんの感想
リモートワーク・フレックス制度は、ajikeで働き始めて「味気あるなぁ」と思ったポイントのひとつです。
特にリモートワークでの勤務に当初は不安もあったのですが、ビデオ通話ツール「whereby」を付けっ放しにしているとオフィスからみんなが手を振ってくれたり、沖縄に家族旅行中の社長から「アロハ~~~」と突然ビデオ電話がかかってきたりして(笑)、全然寂しくなかったです。
メンバー自身が決めた制度だからこそ、全員の理解があり、安心して使うことができるのが良いところだと思います!
新入社員の声を聞いてみて、制度を使う中でajikeの文化が伝わっていることを実感しとても嬉しくなりました。(これは他のメンバーにも共有したい!)特に「制度を使いやすい雰囲気がある」や「メンバー自身が決めた制度だからこそ、全員の理解があり、安心して使うことができるのが良いところだと思います!」という声は長い間使っているとわからない感覚だなと感じました。
この他にも行動指針をベースに生まれた制度や取り組みは多数あるので、今後もお伝えしていきます。誰かのヒントになれば嬉しいです。
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