【本棚編 第二弾】アジケ社員の仕事部屋
こんにちは、アジケでは2020年3月後半からリモートワークを日常的に取り入れ、現在はオフィスとリモートワークを自由に選択するハイブリッド型のワークスタイルを導入しています。
多くのメンバーが自宅での仕事環境にさまざまな工夫を凝らしているのではないかということで、以前本棚の紹介をしたところ、好評のため、新たなメンバー5名にも聞いてみました。
紹介してくれるメンバーには、3つの質問を行いました。
【ディレクター/Sさん】勉強熱心さが伝わる本棚!
Q1. 自宅の本棚の写真を見せてください。
家の廊下に写真のような棚が横長にあり、腰を掛けて本を読めるようになっています。お気に入りの場所です。
Q2 本棚にある本の中で、仕事で役に立っている本を教えてください。その理由も教えてください。
マーシャル・ゴールドスミスの『トリガー』。
大学生の頃だったと思いますが、読んで衝撃を受けました。
なぜ人の行動はたやすく変えられないのか、その理由やトリガーの設計が学びになりました。
最近読んでなかったのですが、これを機に読み直したいと思います。
Q3 本棚にある本の中で、お気に入りの本を教えてください。その理由も教えてください。
レイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』。
子どもの頃に、祖父がクリスマスプレゼントとして孫達に贈っていました。
著書のレイチェル・カーソンが、子どもと一緒に海や森など自然を探索する記録とそこで感じたことが綴られています。
当時は内容がわからずちんぷんかんぷんだったのですが、今読むと祖父のメッセージが本を通して伝わってきます。
特に、「『知る』ことは『感じる』ことの半分も重要ではない」という一節がお気に入りです。
【UIUXデザイナー/Hさん】知識量が伝わる本棚!
Q1 自宅の本棚の写真を見せてください。
Q2 本棚にある本の中で、仕事で役に立っている本を教えてください。その理由も教えてください。
左:永遠のスタンダード。UIを体系的に知るための必携の書。
右:自分たちが作っているものにも歴史があり、それを知る興奮がある。
Q3 本棚にある本の中で、お気に入りの本を教えてください。その理由も教えてください。
左:猫が世界を認識することに徹した小説。
中:自分の祖先が生きてきた土地にも歴史があり、そしてその歴史をまとめる人たちの手稿が残る。
右:『面白くする』ためにずっと考えている人の本。
【ディレクター/Hさん】仕事で役立つ本を参考にしたい本棚!
Q1 自宅の本棚の写真を見せてください。
右の方から、組織系・思考系・戦略系・UXデザイン系・クリエイティブ系で並べています。過去に受けた研修で、良かったなと思ったものは資料をファイリングしていつでも見れるようにしています (左のファイル)。
Q2 本棚にある本の中で、仕事で役に立っている本を教えてください。その理由も教えてください。
色々な本に、それぞれのシーンで助けて頂いているので選ぶのが難しいですが、「基礎的な考え方」として日々役立つ学びを得たのが次の2冊です。
問いのデザイン
今起こっている「問題」を捉え直し、解くべき「課題」を定義し、創造的対話を通した問題解決を促す「問い」を設計するための考え方を学んだ本です。
自分の基本スタンスとして、問題は一人で解決するよりも、関係者が知恵を出し合って解決した方が、より本質的/創造的な解決につながると思っています。その時に鍵となるのが「どのような問いを投げかけるか?」で、そのヒントが書かれている本だと思います。
コーチングの基本
個々人が本来持つ力を発揮し、目標達成をするために、コーチはどういった視点から支援ができるか?といったことが体系的に学べた本です。
社内外でコーチングをする機会があり、その際に対象者を理解するための観点や問い等がとても参考になりました。
Q3 本棚にある本の中で、お気に入りの本を教えてください。その理由も教えてください。
1)海辺のカフカ (村上春樹)
うまく言葉では説明しきれないですが、物語を通して、ストーリー・登場人物・時間・場所、それらが「自然に、全体としてすきまなくつながっている感覚」があって、それが凄く好きでした。
2) 新・農家スタイル 大地と生きる人たち
世界各国の色々な農家(といっても自給自足的な人から、コミュニティ運営、レストラン経営をしている人まで色々) のライフスタイルの一面が、写真や文章で綺麗に描写されていて、パラパラと、その日みたいページを見る感覚で楽しんでいます。
【エンジニア/Kさん】趣味がちょっと伝わる楽しい本棚!
Q1 自宅の本棚の写真を見せてください。
真面目な本が一切なくてすみません。
Q2 本棚にある本の中で、仕事で役に立っている本を教えてください。その理由も教えてください。
「1冊ですべて身につくhtml & cssとwebデザイン入門講座」
html & cssを覚えたての頃に買ってよく読んでました。
もう読まなくても良くなったことに成長を感じます。
Q3 本棚にある本の中で、お気に入りの本を教えてください。その理由も教えてください。
「嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか」
強かったあの頃の中日を思い出させてくれます。
【ディレクター/Kさん】本好きが伝わってくる本棚!
Q1 自宅の本棚の写真を見せてください。
特に並び順にこだわりなく、高さだけ合わせて雑多な感じに並んでいます。
Q2 本棚にある本の中で、仕事で役に立っている本を教えてください。その理由も教えてください。
『具体と抽象』
自身の仕事をするときのベースとして、常に意識しておきたいものとしてチョイスしました。
具体と抽象の関係性や、わかりにくい抽象の概念がわかりやすく解説されています。
目の前の業務に追われていると、どうしても具体的な方向に思考がいってしまいがちなのですが、そんなときにこの本の抽象化思考を思い出します。
まだまだ道のりは長いですが、「見える人」になることを最終目標にしています。
Q3 本棚にある本の中で、お気に入りの本を教えてください。その理由も教えてください。
『本と鍵の季節』
お気に入りの本がありすぎて何にするかめちゃくちゃ迷ったのですが、11月にシリーズ第2弾の単行本が出版されるのを記念して(?)こちらの本にしました。
ミステリなのですが、いわゆる探偵役が2人いて、それぞれの着眼点での推理が繰り広げられるところが圧巻です。
そして登場人物の心理描写が本当に丁寧で、美しく儚く..。米澤穂信先生の描く人物が大好きなんですよね。。書き出したら止まりません。
図書委員やっておけばよかった..と読むたびに思います。
最後に
第一弾に続き、それぞれ個性あふれる本棚を見せていただきました。普段どのような本を読まれているのかが知れて、みなさんの頭の中を少し覗けた気分になって楽しいですね。
何の本を読もうか迷っている方は、今回紹介したメンバーの本棚を参考にしてみてはいかがでしょうか?
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