あきらめなかった…鳥肌が立った夏の話(めん房本陣店長手記)
はじめまして。note初登場のめん房本陣で店長をしている駒沢です。
僕は、現在店長として受け持っている店舗に赴任してきて早一年になります。振り返ると本当に色んなことがあったなと。
ということで、今回は僕が今思うことを率直に書いてみたいと思います!
僕の想いも兼ねて従業員にも伝わるといいなあ。
▼めん房本陣 紹介記事
配属が決まり最初の目標
一年前、僕が現在の店舗に配属することが決まった時に目標にしたこと。
それは「チームワークをよくすること」でした。
従業員同士、そして社員と従業員の関係性を良くすることをまず第一に考えました。
それまでのこの店舗は、社員と一部のアルバイトの関係性がギクシャクしていたり、アルバイト同士の仲が良いことで遠慮なく言い合っている様子が、傍から見れば喧嘩してしているように見えていたこともありました。
その様子を見て、新しく入ったアルバイトが不安や恐さを感じながら仕事をしていることもあったんです。
僕はそんな子たちの不安やネガティブな感情をできるだけ取り除いてあげられる環境づくりを、自店の従業員が集まる「アルバイト会議」を通して変えていきました。
▼アルバイト会議の紹介記事
僕たちのルール
アルバイト会議で決めた「ハウスルール」。
これらをアルバイトたちに投げかけました。
そしてベテランの学生アルバイトが就職で卒業し、新しいチームとして入れ替わる1月。徐々に「ありがとう」の言葉が増え、助け合う意識も深まっていきました。
▼従業員感謝祭の紹介記事はこちら
「やってみたい」を大切に
卒業入学シーズンの時期に、僕はもうすぐやってくるゴールデンウィークという繁忙期に向けて、アルバイト一人一人の作業レベルを上げることを決意しました。
複数のポジションが出来るように、やったことのないポジションを経験してもらうことからスタート。
不安がる子もいれば、「やってみたい!」と前向きな子もいましたが、みんなそれぞれ興味のあるポジションをさせてあげることにしました。
興味があるから伸びしろがグンッと上がる、だから褒めることもその分増える、という好循環をつくりたいと思ったからです。
僕は常に従業員みんなに人として敬意を表することを心がけながら、一緒に働く従業員も自信を持つことで段々変わっていったと感じます。
やり続けるしかない
無事ゴールデンウィークも乗り切り一息ついた頃から、僕は1年間で最大の繁忙期であるお盆期間を乗り切ることしか考えていませんでした。
「今のポジションだとどうしても作業工程が悪い」
お客様に揚げたての天ぷらなどの提供する工程を、1人でさせていても素早く提供できない。それを2人で協力し合いながら出来るようになればお客様への料理提供が早くなると考えました。
そして私はお盆期間をイメージして、作業工程を上げるために各ポジション(麺を茹でるポジション、揚げ物担当のポジション、その他にも)のそれぞれの補助を付けることを考えました。それぞれにお手伝いしてくれる人を付け、料理提供のスピードを上げるのです。
ただそれは簡単にはいかなかった。
というのもこの店舗では開店以来ずっと補助を付けるという前例がなかったんです。だからなかなか2人で協力した作業が出来なくてみんな本当に苦しみました。
動き方を教えるが伝わらない。「そうじゃない」と叱ることもありました。
従業員もやろうと頑張ってくれているんだけど、出来なくて悔しそうにしている子もいました。
でもやり続けるしかない。
僕は少しの変化でも「今の良いよ!」「出来たね!」と、ほんの少しの変化も見逃さないように瞬間瞬間に伝えることを続けました。
3ヶ月間、それぞれの小さな成功体験を増やし続けることを心がけていました。
この期間ずっと続けられたのは、各々が成功体験から楽しんで仕事に向き合えたことが何より大きいと思います。
パワーをもらった
やり続けた甲斐あってみんなで作業工程を上げることもでき、無事お盆の本番も乗り切ることができました。
そしてなんとこの店舗がオープンしてから10数年経っている中で、最高額の売上で8月を終えることが出来たんです。
ベテランの従業員はたった2人だけ。従業員のほとんどがアルバイトに入ってきて僅か半年ほどの子たちばかりで乗り切ったことは、さすがに鳥肌が立ちました。
みんなで喜び合えたな。そう感じるのは僕だけかもしれないけど。笑
でも、一人一人の力で成し遂げられたことは本当に嬉しかったです。
忙しくて疲れているはずなのに、みんな笑顔だった。
僕自身その笑顔にパワーをもらっていたのは間違いないです。
みんなで向かっていこう
でも僕はもっと従業員やご利用されるお客様にとっても、より良い店舗を目指していきたいと思ってます。
今までは「従業員」を意識の重点に置いていました。
次は冬の繁忙期「年末年始」。
そしてまた来年の8月に向けて。「お客様目線」を重点に置いていきたいと思っています。
人件費も上がっていく。物価高の関係上、料理の価格も上げざるを得なくなっています。
だからこそ、もっとサービス力・料理の質・清潔な店内(食空間)のレベルアップを目指していかなきゃいけないと思っています。
ただこのチームなら出来る。
頼りにしているパートさん達もいる。若手社員やアルバイトそれぞれ各従業員が担当してくれてる強みがこの店舗にはたくさんある。夏の繁忙期を乗り切ってくれた従業員のみんななら出来ると見込んでの目標です。
正直まだまだ作業的に付いてこれない子もいるけど、お客様含め周囲の人の為に自分達が出来る事を精一杯する姿勢が一番大切だからね!
僕は、店長に大切にされていない従業員がお客様を大切にしてくれるとは思えない。
そんな思いもあって、毎月のアルバイト会議の中で誕生月の子たちをみんなでお祝いしています。みんなの嬉しそうな顔も見たいしね。(皆から店長〜キモいって言われそう笑)
それと、しっかりお礼が言える人になってほしい。社会人になって「ありがとうございます」も言えない、そんな可哀想な人間にはなってほしくないからね。
まぁそうやって社会勉強しながら、仲間意識も上がってアルバイト会議に参加する子がもっと増えてくれたらいいなと思います。
僕はいつもきっかけを作っているだけです。
実際取り組んでいるのはみんなだから「みんなの店」だと考えています。
そして従業員一人一人が、お互いのサードプレイス(※)になっていると感じます。
今、働きたいと言ってきてくれる従業員の友達とかもいるけど、採用する枠がなくて悲しいけど止めている状態です。
でもこのお店で働きたいと思ってくれるくらい良い店舗になってきているのは、みんなのおかげだと思ってます。
皆で力を合わせて、最高の従業員が最高の料理とサービスをして、最高の食空間をお客様に提供して行こうね!
採用担当より
いかがでしたか?ここまで読んでくださりありがとうございます。
店長が店舗をより良くするために、現場でどんなことを考え取り組んでいるかが伝わる内容だったのではないでしょうか。
目標とする未来をしっかりと思い描きやり続けるパワーもさることながら、従業員のみなさんが各々の成功体験から楽しんで仕事に向き合える環境を作っていく様子。読んでいて熱いものを感じました。
「こんな上司と一緒に働いてみたい!」
「自分もこんな風に楽しく仕事がしたい!」
という方はお気軽に採用サイトからご連絡ください。
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