【地産地消】地元高校生とコラボ!地域のつながりから生まれたうどん
こんにちは!採用担当の下川です。
冷たいうどん・そばが美味しい季節になりましたね!先日「めん房本陣」でも、夏メニューがスタートしました♬
この「めん房本陣」の夏メニューに使われている冷たいうどん。夏だけの期間限定ですが、地元高校生との協働開発された麺を使っているんですよ。
実は今回で夏のコラボが2年目。ということで今回は、この冷やし専用麺について、詳しくお伝えしたいと思います!
▼めん房本陣とはこんなお店
地元高校とのコラボ!?部活動「食品科学研究会」が開発した「蔵出し革命『白』(しろ)」とは?
この夏の冷たいうどんに使われているコラボ麺は、石川県立翠星高等学校の「食品化学研究会」で開発された「蔵出し革命『白』」を使用したうどんです。
石川県立翠星高等学校の「食品化学研究会」とは、地元農産物を使用した加工品の研究開発・製造販売を行っている部活動です。
▼翠星高校「食品化学研究会」ホームページ
そこで商品化されたのが「蔵出し革命『白』」。
地元酒米のブランド化・食料自給率向上を目的に、白山市の地産地消連携事業として開発に着手されたそうです。
地元酒蔵さんの食材に対する想いから始まったこの開発。石川県のブランド酒米「百万石乃白」の製造時に処分される「酒米削り粉」を、この「食品化学研究会」さんが数年前、商品化に成功されました。
この商品化によって、食料自給率の向上の一環として利活用が期待されています。また酒米の特性を活かし、しっとりモチモチな新食感を楽しめるとあって、ご当地酒米のブランド化に多大に貢献されるのではないでしょうか。
この記事を書くにあたり、地産地消やSDGsとしてとても素晴らしい取り組みをされている様子を、翠星高校さんのホームページで、楽しく拝見させていただきました。
今回その「蔵出し革命『白』」とめん房本陣が、どんな経緯で協働開発に至ったのでしょうか?
ということで、麺の開発をした当社のセントラルキッチン工場長の山口さんに、インタビューしてみました!
翠星高校との開発スタートでの経緯と秘話
1.酒米削り粉入りうどんを開発した山口さんにインタビュー
ーー山口さん、よろしくお願いいたします!
【山口】よろしくお願いします。
ーー夏の冷やしうどんに使われている麺ですが、そもそも翠星高校さんとどうして一緒に開発しようとなったのですか?
【山口】今回とは別に、白山市役所の地産地消課さんから、「”白山丸いも”を使った料理を出してほしい」という要望を受けたんです。そこで白山市役所の地産地消課とご縁が繋がったのがきっかけです。もともと味一番フードの方向性として、「地元食材を使いたい」という想いがあり、”白山丸いも”を使った料理を出すようになりました。
そこから、白山市として地産地消連携事業の開発に尽力している「翠星高校食品化学研究会」さんをご紹介いただき、そこで初めて翠星高校さんと顔を合わせることができました。
味一番フードでは、翠星高校さんと同じく農作物の栽培にも力を入れています。
▼味一番フードのアグリに関する紹介記事はこちら
そして翠星高校の食品科学研究会さんとは、捨てる予定のものを再利用するといったSDGsの観点や、地産地消という方向性も合致したことから、ぜひ一緒に取り組みたいと思いました。
ーーそんな経緯で翠星高校さんと繋がったんですね。目的が同じ方々とこうしてご縁を頂くのはとても嬉しいですね!
【山口】はい。そこから準備を進めるため、昨年村上専務と翠星高校へ伺い、食品科学研究会の学生さんとお話をしてきました。
ーーその様子は翠星高校さんのホームページに載ってましたね。
ーー初めて酒米削り粉入りうどんを開発したときは、どんなことに気を付けて作ったんですか?
【山口】そうですね、どれだけ酒米削り粉『白』を混ぜ込むかを研究しました。加水値と塩分濃度、練り時間を微調整しながら、自社製品の冷やし麺の特徴である、つるつる食感は無くすことなく更に美味しく、品質を上げることに注力を注ぎました。
ーーなるほど。冷やしうどんは以前から人気ですよね。私も大好きです。それが今回の協働開発によって、酒米の特性が活かされたしっとりモチモチ感が加わり、更に美味しくなったということですね!これはぜひ食べたいです。ところで先日、店舗で市役所の方をお招きしての試食会もされてましたね。
【山口】はい。白山市副市長さんをはじめ、白山市役所の地産地消課の方々と、そして翠星高校食品科学研究会のみなさんに、酒米削り粉入りうどんの夏メニューを実際にご試食いただきました。
【山口】その様子を地元新聞社やローカル局の方々に大々的に取り上げていただきましたが、中でも特に白山市の情報が知れるケーブルテレビ番組「はくさん情報まちトピ」で詳しく取り上げていただき、食品科学研究会のみなさんが、とても上手に説明してくださいました。
ーー拝見しました!ほんとしっかりされている学生さんだなと感心しました。その学生さんにも感想を聞くことが出来ました。
2.食品科学研究会部長さんにインタビュー
ーー部長さん、試食会&テレビ撮影に参加されていかがでしたか?
ーー部長さん、お答えいただきありがとうございました!私も一人でも多くのお客様にこの商品を知っていただきたいと思います。私も微力ながらたくさんSNSなどで発信させていただきますね!
今回記事を書くにあたって、学生さんの生の声をどうしても伺いたくなり、部長さんにご対応いただいたのですが、急であったにもかかわらず、快く受けてくださり本当に感謝しております。この場を借りて、顧問の先生、部長さん、ありがとうございました。
地域密着企業として
1.自分たちに出来ること
ーー山口さん、地域密着企業としてこれからもこういった取り組みに、力を入れていきたいですね。
【山口】そうですね。もったいない精神やSDGsの観点からも、私たちに出来ることを常に考え続け、その都度取り組んでいきたいですね。今回のうどんだけでなく、地元で色んな食材作りに頑張っている方々と連携して、今後も地産地消に力を入れていきたいです。
ーー私も今回のお話を伺って、更に地産地消やSDGsといった考えがより強くなりました。自分たちに出来ることからまずはしっかり取り組んでいきたいですね。今回は貴重なお話ありがとうございました!
【山口】ありがとうございました。
2.同じ想いをバトンに
冒頭でもお伝えしましたが、「蔵出し革命『白』」の開発の元になったのは、地元酒蔵さんの「百万石乃白の上白糠をもっと大切に使いたい」という想い。
私は、この地元酒蔵さんの想いからも、食材を大切にする愛情も感じられました。そうして白山市役所を通じて、地元の酒蔵、高校、外食企業というこの産官学の繋がりは、同じ想いを共感したバトンのように感じられとても嬉しく思います。
まとめ:高校生とのコラボメニューは地域と連携し生まれた地産地消に本気で向き合ったメニュー
いかがでしたか?今回は高校生とコラボして出来たうどんについてお伝えしました。
「地域とつながっていることを実感できる仕事がしたい!」
「食を通じて地域に貢献できる仕事がしたい!」
という方はぜひ採用サイトからお気軽にご連絡ください。最後まで読んでいただきありがとうございました。