モロゾフの空き瓶プリンと4連休。
9月の給料日も過ぎて、気づけば半袖では物足りなくなる瞬間も出てきた。
旅に出たくても出られない日々はやっぱり続いていて、言葉を紡ぐにもどこか億劫な日々。
休みなのだから何かしなければ。
たいした理由もないのに街へ出て、やっぱりやることがなくて。顔が半分隠れた人たちとすれ違って家に帰る。
ふと携帯を見ると、昔の友人がその友人とインスタライブをしていた。
インフルエンサーになりきった彼女たちは、案件が欲しいと話をしながらケーキをもぐもぐ食べたり、知り合いの子どもが初めてリンボーダンスをしてくれた話をずっとしていた。
私も何かやろうかな。重い腰を上げて部屋の片付けをする。
たまりにたまった水切りかごの食器。
ひとつひとつ手にとって棚の定位置に戻す。
1番下のガラスのコップのコーナーにモロゾフの空き瓶が3つ。
久しくプリン作ってないな。。。
オーブンがないからケーキは作れないけれど、プリンくらいならなんとかなる。
モロゾフの空き瓶を使ったプリン。
ミルクパンに砂糖をスプーン2杯。水も同量入れて火にかける。
グツグツボコボコ。砂糖がカラメルになったらもう少し。
松崎茂と同じ色になったらお水をスプーン1杯。
大きな音が出て少し怖いけど、ここはびびらずくるくる溶かす。
容器にバターを塗って。カラメルソースを入れておく。
ボウルに卵3個。割って溶かす。
牛乳は300ml。半分をレンジで温めて。冷たい半分と合わせる。砂糖を大さじ3入れて溶かして、
最後に卵と合わせて混ぜる。
あったかいミルクセーキになったなら、バニラエッセンスを3回。振り入れる。
バッ・ニッ・ラッ。
茶漉しを通しながら容器に注ぐ。気泡をスプーンですくって捨てる。
ケトルでいっぱい湯を沸かし、大きな鍋にプリン容器を並べる。
容器の肩まで湯を注いで、様子を見ながら弱火で15分。余熱で40分。
最後に冷やしたら完成。
どこか懐かしくて、優しいプリン。
甘くて、冷たい、大きめプリン。
プリンの案件舞い降りてこい。