ふるさとの夕日と三色丼。
久しぶりに白米を炊く。
お米を2合。シャカシャカ。ゴシゴシ。3回研いで、炊飯器は早炊き。
冷蔵庫で眠っていたピーマンは種をとって薄くスライス。
フードコンテナに入れてレンジでチン。
顆粒の鶏がらスープを小さじ2分の1。
卵はボウルに割り入れて塩を少々。ときほぐす。
油を敷いたフライパンに流し込み、中火でパラパラになるまで箸で混ぜる。
鶏のミンチは油は敷かず炒め、塩こしょうで味付け。
お茶碗に炊きたてのご飯を装って。
具を120度ずつきれいに並べる。
余ったピーマンはちょっとつまみ食い。。。
シャキッと噛めば、フワッとかおるピーマン。
君は天才だね。鶏がらスープを褒める。
味噌汁とともに食卓に置き、三色丼の出来上がり。
熱々のご飯。飽きずにどんどん食べられる3色の具材。
懐かしい味に、今日の午後の懐かしさを思い出した。。。
日帰りの出張。
帰りの電車に乗ったのは午後7時を過ぎてからだった。
行きと同じように。2時間ほど電車に揺られて帰る。
西の空をみると、何層にもなった雲の間から陽がさして
空を橙色に染めていて、その風景に故郷を思い出した。
私の生まれた街には大きな川が流れていて、
夕方川沿いの道を走る母の車の後部座席に乗って
街全体を包み込むような広く深い大きな太陽をいつも眺めていた。
今日見た景色はまさにそれだった。
線路脇にどこまでも広がる田んぼ。
まだ小さな苗を包む水にも映り込んで空と同じ色をしている。
実家にも久しく帰ってない。
今度の連休は実家に帰ろう。そしてまたあの川沿いの道から夕日を眺めよう。